
畑は「作業する場所」だけではありません。
毎日眺めて心がホッとする、季節を感じながらゆっくり過ごせる空間にすることもできます。
そこで私が出会ったのが 「ポタジェガーデン」 という考え方です。
ポタジェガーデンの意味と語源
「ポタジェ(potage)」はフランス語で「混ぜ合わせる」という意味。
野菜、ハーブ、果樹、草花などを一緒に植えた菜園のことを ポタジェガーデン と呼びます。
実はその歴史は古く、5~6世紀のイタリア修道院までさかのぼります。
実用性・趣味・美しさを兼ねた庭、それがポタジェガーデンです。
自然農との相性が良い理由
自然農では多様な植物を一緒に育てることで、病害虫の発生を減らし、土壌環境を豊かにします。
ポタジェガーデンはまさにこの考え方にぴったりです。
- 草花が畑を彩り、景観が美しくなる
- ハーブの香りが虫よけになる
- 果樹や多年草が土壌を守る
ポタジェガーデン作りのコツ
1. 高低差をつける
平らな畑に比べ、視覚的な変化が生まれます。背の高い木や低い花を組み合わせると、まるでガーデンのような雰囲気に。
2. 多年草や果樹を取り入れる
長く育つ植物は土の状態を安定させ、管理の手間も減ります。
3. 季節ごとの彩りを意識する
春は花、夏は野菜、秋は実り、冬は常緑樹やハーブで色を保ちます。
今回植えた植物
ブルーベリー
- 酸性の土を好むため、ピートモスをたっぷり混ぜます
- 日当たり・水はけの良い場所に植えるのがポイント

ローズマリー
- 香りが虫よけになる万能ハーブ
- 乾燥に強く、手入れも簡単
- 移植を嫌う性質があるため、なるべく植え場所は固定する

今後の構想
- 高さのある果樹を追加して、さらに立体感を出す
- 「スパイラルガーデン」などパーマカルチャー要素を導入
- 季節ごとの花と野菜を組み合わせて常に色がある畑にする
まとめ
ポタジェガーデンは、育てる楽しみ+眺める癒し+食べる喜び を同時に味わえる贅沢な畑づくりです。
自然農の畑をもっと好きになれる方法のひとつとして、ぜひ取り入れてみてください。
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