自然農を始めて1年目の初心者ですが、今年はじめて「オクラの種取り」に挑戦しました。
農薬も肥料も使わない“ゆるい自然農”スタイルでも、ちゃんとタネは採れるのか…。
この記事では オクラの種取りの手順・注意点・保存方法 を、実際の経験をもとに紹介します。
オクラの種をとるタイミング
オクラの収穫期は 7〜10月。

食用では若いうちに収穫しますが、タネを採る場合は収穫せずにサヤを残しておきます。
- 種取り用にするなら、最初の方に実ったオクラを残すのがおすすめ
- 早ければ8月頃からタネの収穫が可能
- サヤが 乾燥して茶色になる
- 振ると カラカラ音がする → 収穫の合図
この状態までしっかり待つことが大切です。
オクラにつきやすい害虫と対策
オクラ栽培でよく出てくるのが フタトガリコヤガの幼虫(ケムシ)。

私も葉をほとんど食べられてしまい、光合成できずに弱ってしまった株もありました…。
- 発生時期:6〜7月、9〜10月(特に秋に多い)
- 葉を食べ尽くし、株自体が弱る
- ひどい場合は枯れることも
対策は次の通り。
- 防虫ネットや寒冷紗 → 卵を産み付けられないようにする
- 自然農なら 薬剤は使わない
- ズボラな私は結局「見つけ次第、手で捕まえる」方法(笑)
実際のオクラの種取り
- 茶色く乾燥したサヤを収穫する
- サヤを手で軽く割ると、簡単に種を取り出せる
- 種はそのまま保存できる(洗浄・発酵処理不要)

私の場合、1つのサヤから 12粒 しか取れず、思ったより少なかったです。
(本来は1房に50〜60粒入るといわれています)
色も黒というよりカーキ色でしたが、発芽は十分期待できます。
トマトやキュウリと違い、洗ったり果肉を処理する必要がないので オクラはとても簡単に種取りできる野菜 です。
オクラの種の保存方法
採った種はしっかり乾燥させてから保存しましょう。
- 容器:紙袋・空き瓶・チャック袋など
- 保存場所:直射日光を避けた涼しい場所(冷蔵庫もおすすめ)
- 保存期間:1〜2年程度は発芽率が保たれる
春になったらそのまま蒔けます。
自家採種を繰り返すことで、土地に馴染んだオクラに育っていきます。
まとめ
- オクラの種取りはサヤが乾燥して茶色くなったら収穫
- 害虫(フタトガリコヤガ)には注意。防虫ネットが有効
- タネは簡単に採れて、そのまま保存できる
- 翌年に蒔けばしっかり育つ
自然農でもオクラの種取りは十分可能。
家庭菜園やサステナブルな暮らしの第一歩としてもおすすめです。
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