種まきからではなく、苗を買って育てる方が失敗も少なく簡単だとは思いますが、それでは“ロマン”がない。
タネを自家採取して、食の連鎖を止めることなくエンドレスに野菜を作り続ける事に憧れ、私は3年前に自然農を始めました。
今までうまくいかない事の方が多かったと思いますが、今までの経験を生かして“自然農4年目”の栽培記録を備忘録として残しておきます。
※ちなみに去年もピーマンを育てましたが、食べる分は1個も収穫できませんでした…。ただ、タネ用としてなんとか1つだけ確保することが出来ました。
なんのために栽培してるのやら…。
とりあえずその1つだけ取れたピーマンのタネを今年は蒔いていこうと思います。
ピーマンのタネ取り方法/自家採種して目指せサスティナブル生活
ピーマン栽培
ピーマン栽培に向いた温度は「22℃~30℃」で、高温に強いですが低温には弱いのが特徴です。
ピーマンの種まき時期は早くて「2月中旬頃」です。しかし、この時期はまだ気温が低すぎるため、“加温”しななければ発芽はしません。
初心者の私に加温なんてレベルの高い栽培はできないので、今回はもう少し暖かくなる「3月上旬」と「3月中旬」の“2回”種まきをしてみようと思います。
1回目の種まき
まず初めの種まきは「3月1日」に行いました。
まだまだ寒さが残る中、16穴のセルトレイに、1穴4粒ずつ蒔きました。
大きめのセルトレイを使っているのは、わざわざポットに植え替えるのがめんどくさかったからです…。
2回目の種まき
2回目は「3月16日」に直接ポットに蒔きました。
とりあえずこれで種まきは完了です。
3月はまだ寒いので、屋外ではなく“室内のサンルーム”に置いて発芽を待ちます。
小学校で使い終わった“引き出し”が水受けに丁度良かった…。
発芽
発芽はおもしろい結果になりました。
「3月1日」に種まきした方と、「3月16日」に種まきした方がほとんど同じ時期に発芽したのです。
まず始めに、「3月1日」にセルトレイにタネを蒔いた方が「4月2日」に発芽しました。
1ヶ月もかかった…。
そして「3月16日」にポットに蒔いた種は「4月4日」に発芽しました。
こちらは約半月で発芽しました。
初めに蒔いた4月1日と比べると、その差はわずか“2日間だけ”です。
しかも、「3月1日」にセルトレイに蒔いた種は、全部で“2つ”しか発芽しなかったのに対し、「3月16日」にポットに蒔いた種は“3つ”発芽していました。
この結果から考えると、3月1日に種を蒔いても3月16日に種を蒔いても“発芽時期はほとんど変わらない”し、3月16日蒔いた方が“発芽率が良い”ので、 3月中旬より前に蒔いても意味がないという事がわかりました。
いや、そもそも発芽率悪すぎやろ…。
まとめ
ピーマンの種を“加温なし”の室内で育てた場合、3月中旬が種を蒔くベストという結果になりました。
ただ、ビニールハウスなどで加温しながら育てるのに比べて、種蒔き時期が1ヶ月ほど遅れてしまうので、その分収穫時期も遅くなって収量が減ってしまうのは残念ですけどね。
ちゃんと収穫できればの話ですけど…。
それじゃ、またね~!
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