自然農で雑草を活かす!冬草を植えて土を守る方法

畑の「雑草対策」に困っていませんか?

雑草は抜いて捨てるもの…と思われがちですが、実は雑草を味方にすれば、土づくりの強い味方になります。

今回は、自然農を実践している私が、あえて畑に雑草を植える理由と方法をご紹介します。

雑草を植えるメリットとは?

自然農では、畑の表面を常に植物や草で覆っておく「草マルチ」の考え方が基本です。

その中でも、冬草の一年草を畑に植えると、次のようなメリットがあります。

1. 土の流出・乾燥・風化を防ぐ

植物の葉や根が、雨風から土を守ってくれます。特に冬場は乾燥が強いので、土がパサパサになりにくくなります。

2. 土の中の微生物が増える

雑草の根は、微生物たちのすみかやエサになります。結果として、野菜の成長を助けるふかふかの土に近づきます。

3. 夏草の発芽抑制

春から夏にかけて勢いを増す生命力の強い夏草(ススキ、メヒシバなど)を抑える効果があります。

植えてOKな雑草

すべての雑草が適しているわけではありません。おすすめは以下の冬草一年草です。

  • ホトケノザ(紫のかわいい花)
  • オオイヌノフグリ(青い小花)
  • ハコベ(野菜と相性良し)
ホトケノザ

ポイント:トゲトゲしていない、柔らかい葉の草を選びましょう。

植えてはいけない雑草

イネ科の雑草は避けましょう。

例えば、ススキやメヒシバなど。
理由は、生命力が強すぎて野菜の生長を邪魔するからです。

除草するときは、ノコギリ鎌を使って成長点だけを切ると、根が土に残って微生物のすみかになります。

実際に植えてみた

今回は畑の端に生えていた「ホトケノザ」を、玉ねぎの畝の周囲に移植しました。
最初はスカスカでも、時間が経てば少しずつ広がります。

ホトケノザを移植した畝
ホトケノザを移植した畝

※緑肥を植えるのもありです。

緑肥(ライ太郎)を野菜の「風対策」として植えてみた

まとめ

雑草は敵ではなく、土を守るパートナーです。
特に冬草の一年草をうまく使えば、草マルチ効果・土壌改良・夏草抑制と、一石三鳥の効果が得られます。

自然農を始めたばかりの方は、ぜひ「雑草を植える」という発想を試してみてください。
あなたの畑がもっと豊かになりますよ。


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