スーパーのジャガイモを植えてみた|種芋との違いとリスクを徹底解説

スーパーで買ったジャガイモから芽が出ているのを見て、
「これって畑に植えたら育つのかな?」
と思ったことはありませんか?

調べてみると「植えても大丈夫」という人もいれば、「絶対やめた方がいい」という人もいて、どちらが正しいのか分かりにくいですよね。

そこで今回は、私自身がスーパーの食用ジャガイモを実際に植えてみた体験と、種芋との違いについて詳しく解説していきます。

ジャガイモの植え方(実験スタート)

今回使ったのはスーパーで買ってきた食用ジャガイモ。芽が出ていたので捨てるのももったいなく、試しに植えてみることにしました。

  • ジャガイモが大きい場合は“半分”にカット
  • 切り口を3日ほど日光に当てて乾燥
3日経って黒くなったジャガイモ
3日経って黒くなったジャガイモ
  • 畑に溝を掘って植え付け(切り口を上にする方法・立てて植える方法の両方を試す)
ジャガイモの植え付けの様子
植え付けの様子

「自然農」で育てているため、土作りや肥料は一切なし。
正直に言うと「ダメ元」ですが、食べられるレベルまで育てば大成功です。

種芋とスーパーの食用ジャガイモの違い

ジャガイモを育てるときに一般的に使うのは「種芋」です。では、スーパーで売られている食用ジャガイモと何が違うのでしょうか?

  1. 検査の有無
    • 種芋は農林水産省の検査に合格したものだけが販売されます。
    • 病気や害虫がついていないことが保証されています。
  2. 薬剤処理
    • 種芋には病害虫対策の薬剤処理がされています。
    • 一方、食用ジャガイモは薬剤処理がされていないため、ウイルス病にかかっている可能性があります。
    • (人体には影響ありませんが、栽培するときにはリスクになります)

つまり、食用ジャガイモは 病気にかかりやすいリスクがある ということです。
ただし「絶対に育たない」わけではなく、運良く収穫できることもあります。

法律的に植えても大丈夫?

「食用ジャガイモを畑に植えていいの?」と心配になるかもしれません。

結論から言うと、自分で食べる分には問題ありません
ただし、栽培したジャガイモを販売したり、他人に配ったりすると「種苗法」という法律に引っかかる可能性があるので注意が必要です。

実際に植えてみた結果は?

気になる結果ですが……
食用ジャガイモを植えた株は モザイク病 にかかってしまいました。

一方で、同じ畑に植えた「種芋」は順調に育っています。
リスクがあるとは分かっていたものの、これほど差が出るとは思いませんでした。

詳しい症状や原因についてはこちらの記事にまとめています。
スーパーで買った食用ジャガイモを植えたらモザイク病になった…/やっぱり種芋用の方が良かったかも!?

まとめ

  • スーパーのジャガイモも植えることはできる
  • ただし、種芋に比べて病気のリスクが高い
  • 自己責任で「実験」として楽しむ分にはアリ
  • 本気でジャガイモを育てたいなら「種芋」を買うのがおすすめ

「もったいないから植えてみよう」という気持ちも分かりますが、実際にやってみると病気のリスクは高いです。
安定して収穫したいなら、やはり検査済みの「種芋」を選んだほうが安心ですね。

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