
畝(うね)は野菜にとっての“家”。
丈夫で居心地のいい家を作れば、野菜はぐんぐん元気に育ちます。
今回は竹内孝功さん著『1㎡からはじめる自然菜園』を参考に、家庭菜園初心者の私が実際に畝立てをしてみた手順を写真付きで解説します。
畝立ての前に
この本は、豊富な写真とわかりやすい解説で、まったくの初心者でも迷わず作業が進められます。
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畝は一度作れば修復しながら何年も使える資産なので、最初に丁寧に作ることが大切です。
畝の作り方手順
① 場所を決めて草刈り
- 畝を作る位置を決め、そこに生えている草を刈ります。
- 草刈りにはのこぎり鎌がおすすめ。
- 根元の成長点をしっかりカットするのがコツ。
今回は草が少なかったため、クワで表面を軽くひっかく程度で済ませました。


② ロープを張って真っ直ぐに
- ロープを張ると畝の形が整い、作業効率もUP。
- 畑は「持ち主の心の形を表す」とも言われています。
きれいな畝を作ればモチベーションも高まります。
今回は長さ1mの小さな畝なので、メジャーを使って測りました。

③ シャベルで切り込み
ロープの外側に沿ってシャベルで土に切れ込みを入れます。

④ 土を盛る
- 切り込み外側をクワで10cmほど掘り、その土を中央に盛ります。
- 青い草(まだ枯れていない草)は土の中に入れないこと。
発酵ガスで作物に悪影響を与える可能性があります。

⑤ 土をほぐして異物除去
- クワで土を細かく砕き、宿根草の根や石を取り除きます。
- 根はなるべく全部取ると、後々の草取りが格段に楽になります。

⑥ 表面を平らにして鎮圧
- クワの背で軽く押さえ、表面を平らにします。
- 鎮圧することで土の乾燥を防ぎます。

⑦ 刈った草をマルチ代わりに
- 土を保護するため、刈った草を表面に散らします。
- 草マルチは雨の衝撃や直射日光から土を守り、硬化や半砂漠化を防ぎます。

畝の完成
小さい畝だったので思ったより簡単に完成しました。
今回はすぐ植える予定がないため、米ぬかを撒いて微生物を活性化させています。
注意:米ぬかを撒いた直後は作物を植えないこと。
発酵時のガスが根を傷める可能性があります。
(→【無料で米ぬかGET】精米機を活用した家庭菜園の肥料調達法 )
〜追記〜
畝の周りを木材で囲うと、土の流出がなくなるのでおすすめです!
今後の予定
この畝を使って、本に載っている「ぐるぐるリレープラン」で相性の良い野菜を交互に育てていきます。
小さな畝でも、丁寧に作れば立派な家庭菜園が始められますよ。
《参考文献》
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