
家庭菜園をしていると、避けて通れないのが「雑草との戦い」。
せっかく草刈りしても数日後にはまた生えてきて、処理にも困ってしまいますよね。
そんな厄介者の雑草ですが、実は 畑を豊かにする資源=堆肥 に変えられるのをご存じでしょうか?
今回は、私が実際に挑戦した 雑草堆肥の作り方 と、体験を通して感じた メリット・デメリット を紹介します。
雑草堆肥とは?
雑草堆肥とは、刈り取った雑草や落ち葉を発酵・分解させ、土に還したものです。
「雑草=邪魔者」から「畑の栄養源」へ。まさに逆転の発想ですね。
- 草刈りが「片付け」から「資源集め」に変わる
- ゴミ処理が減り、持続可能な畑づくりにつながる
まさに サスティナブルな家庭菜園 の強い味方です。
雑草堆肥の作り方
材料の割合(目安)
- 雑草・落ち葉 …… 65%
- 米ぬか(油かすでも可) …… 3%
- 畑の土 …… 32%
👉 ポイントは「米ぬか」。分解を助け、微生物が元気に働きます。
👉 米ぬかは精米所で無料でもらえることもあります → 【無料で米ぬかGET】精米機を活用した家庭菜園の肥料調達法
作り方ステップ
Step1:雑草と米ぬかを混ぜる

- 雑草や落ち葉を米ぬかと混ぜ合わせる
- 交互に重ねて足で踏み固める
- 水をかけながら踏むと分解がスムーズ
- 地下茎(チガヤ・ヨモギなど)や分解しにくい枝は取り除く
Step2:土をかぶせる

- 草が見えないように 10cm程度 土を覆う
- 寒い時期は透明ビニールで保温すると分解が進む
- 雨ざらしでも問題なし
Step3:定期的に切り返す
- 1か月に1回、下から混ぜて空気を入れる
- これを怠ると雑菌が繁殖するので注意
- 分解途中はカビ臭い匂いがするのが正常
Step4:完成のサイン
- カビ臭さが消え、「土の匂い」に変わる
- 完成までの目安は 5〜6か月
雑草堆肥のメリット
- 無料で作れる
資源は無限にあるので、コストゼロで持続可能。 - 雑草処理に困らない
ゴミ袋代や処分の手間が不要。 - 雑草を見る目が変わる
「邪魔な草」が「資源」に。草が生えるのを待ち遠しく感じるほどです。
雑草堆肥のデメリット
- 完成まで時間がかかる
使えるようになるまで約半年。すぐに肥料が欲しい時には不向き。 - 手間がかかる
切り返し作業は体力も必要。私は運動不足で軽く筋肉痛になりました…。
まとめ
雑草堆肥は、
- 雑草処理の手間を減らし
- 畑の土づくりに役立ち
- 無料で持続可能な肥料を作れる
という素晴らしい方法です。
もちろん、手間や時間はかかりますが、雑草が「畑の敵」から「畑の救世主」へと変わる体験は本当に面白いです。
家庭菜園に取り入れて、自然の循環を感じながら育ててみませんか?
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