畑の「雑草対策」に困っている人は多いのではないでしょうか?
そんな中あえて雑草を植えるとは『気でも狂ったのか?』と言われそうですが、これにはちゃんとした“理由”があるのです。
植えていい雑草
まず始めに、植える雑草はなんでもいいわけではなく、植えて良い雑草は「冬草の一年草」です。
あくまで野菜の“成長を邪魔しない”ものに限ります。
主に「ホトケノザ」「オオイヌノフグリ」「ハコベ」などがあります。
要は、キレイな花が咲いていて、葉っぱイネ科のように、「トゲトゲしていない雑草」がいいってことですね。
畑に雑草を植えるメリット
雑草を植えると下記の「メリット」が得られます。
1.土の流出、乾燥、風化を防ぐ
風や雨ですぐに畝がぐじゃぐじゃになってしまっていたので、これはありがたいです。
2.生きてる植物の根により、土の中の微生物が増える
自然農を始めたばかりでまだまだ土が育っておらず、砂漠状態の畑なので、少しでも地力をあげてくれることを願います。
3.野菜との相性が悪い夏草の抑制に繋がる
夏の雑草対策は過酷ですからね…
いくら自然農が雑草を敵としない考え方であっても、夏の猛暑での作業は腰がおれます。
なので少しでも夏草を抑えてくれれば助かります。
注意点
雑草を移植する上で注意する事もあります。それはイネ科の雑草を植えてはいけないことです。
こんな感じの奴です↓
要は葉っぱが丸くなくて、細長く“トゲトゲ”した草です。
イネ科の雑草は生命力が強く、野菜の成長の妨げになるので植えないでください。むしろ生えていたら、なるべく除草しておいた方がいいです。
除草するときは、根を土の中に残した状態にしたいので、ノコギリ鎌を使い成長点を切るようにして草を刈ってください(軽くノコギリ鎌の先が土に埋まる程度)。
畑に雑草を植えてみた
それでは実際に、畑に雑草を植えてみましょう!
畑の端っこに生えていた、「ホトケノザ」を畑に“移植”してみました。
しかし、周りに生えていた「ホトケノザ」の数が少なくて、畝の周りをぐるっと1周囲う予定だったのですが、全然足らずに、赤丸部の左側だけしか移植することが出来ませんでした…しかもスカスカな状態です…
想像していたものとは“ほど遠い仕上がり”になりましたが、こればかりは仕方ありません…
ちなみに、この畝は玉ねぎの苗を“50本くらい”植えたのですが、生き残っているのは数本だけです…1つでもいいのでなんとか収穫までこぎつけたいところです。
最後に
なんにせよ、まさか雑草を“移植して植え付ける日”が来るとは夢にも思っていませんでした。
仮に活着せずに枯れたとしても、それはそれで「草マルチ」になるので無駄になることはありません。
いやぁ、「雑草を植える」なんておもしろい発想ですよね~。こういった“遊び心”も持続可能な農業には必要なのかものしれません。
自然農を始めたばかりの方はぜひ試してみてくださいね~。
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