
家庭菜園や自然農を始めるときに気になるのが「うちの畑の土は肥えているのか?」ということ。
実は、雑草を観察するだけで土の状態を知ることができるんです。
雑草はその土地に合ったものしか生えません。つまり「どんな雑草が生えているか=土の肥沃度を映すバロメーター」なんです。
この記事では、自然農2年目を迎えた私の畑を例に、雑草で診断する土の肥沃度と改善の方法を解説します。
痩せた土を示す雑草と特徴
以下の雑草が目立つ場合、痩せた土(栄養不足の土壌)の可能性が高いです。
- スギナ
- ヨモギ
- セイタカアワダチソウ
- ハマスゲ
これらは地下茎を広げるタイプで、野菜の根を圧迫して育ちを邪魔してしまいます。
「栄養が少ない」+「野菜の成長を妨げる」という二重苦…。
私も自然農を始めた1年目は、畑がハマスゲだらけ。
土はサラサラで砂のような状態だったため、野菜はほとんど育ちませんでした。

改善する方法としては−−−
- 刈った草を敷いて少しずつ土を育てる
- 堆肥をすき込んで早めに改良する(自然農的には外部資材持ち込みはNGですが…)
「すぐに野菜を育てたい!」という人は、最初だけ堆肥を混ぜる方法がおすすめです。
👉 関連記事: 雑草が資源に変わる!初心者でもできる雑草堆肥の作り方とメリット・デメリット
肥沃な土を示す雑草と特徴
逆に、以下の雑草が多く生えている畑は、肥沃で野菜作りに適した土といえます。
- ハコベ
- シロツメクサ
- ツユクサ
- オオイヌノフグリ
- ホトケノザ
これらは柔らかい葉を持ち、花も可愛らしい雑草たち。
土の栄養が豊かだからこそ生える種類で、野菜の生育にプラスに働いてくれます。
👉 関連記事: 自然農で雑草を活かす!冬草を植えて土を守る方法
【実例】自然農2年目の畑の変化
1年目はハマスゲだらけだった私の畑も、2年目には一変しました。
「シロツメクサ」「ホトケノザ」「オオイヌノフグリ」が一面に広がるようになったのです。

改善した方法
- とにかく刈った草を畑に敷く
- 隣の空き地の草も刈って持ち込み、畝の上に敷き詰める
自然農では「資材を外から持ち込まない」が基本ですが、私は待つのが苦手…。
野菜を育てるのが目的なので、この方法を選びました。
結果として、わずか1年で肥沃な雑草が広がり、野菜もぐんぐん育ち始めました。
雑草から学ぶ土づくりのヒント
雑草は単なる邪魔者ではなく、土の状態を映す鏡です。
- 痩せた土 → ハマスゲ・スギナ
- 肥沃な土 → ハコベ・シロツメクサ
雑草を観察すれば、肥料を入れるべきか、草を活用すべきかの判断材料になります。
私自身、自然農2年目で「雑草を味方につけることの大切さ」を実感しました。
ぜひみなさんも畑の雑草をチェックして、土の状態を診断してみてください。
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