アブラムシの猛攻にも耐え、なんとか成長を続けていたそら豆。
しかし、年が明けた途端、次なる試練「寒害」がやってきました…。
冷害による被害 — 葉が茶色じゃなく黒く!?
1月15日、畑に行って驚きました。

「えっ…葉っぱが黒い!?」
普通、植物が枯れると茶色く変色するはず。
黒くなるのは初めて見た現象でした。
調べたところ、寒さ+強風によって細胞が損傷し、その部分が黒くなるそうです。
つまり、これは低温と乾燥風が同時に襲ったサイン。
冬の畑のリアル — 油断するとこうなる
- アブラムシが寒さで減ったと思ったら…寒害が発生
- 病害虫の脅威が減っても、気象リスクが増える
- 特に風通しが良すぎる場所や苗が大きすぎる場合は被害が出やすい
自然農法では、こうした環境変化への耐性が土と植物の成長に大きく影響します。
寒害対策 — やれることとやらない判断
一般的な防寒策
- 寒冷紗トンネル
→ 風と霜から守る効果大。 - 植え付け時期の調整
→ 苗が5cm以上に成長してから冬を迎えると寒害リスクUP。 - 防風ネットの設置
→ 特に北風対策に有効。
自然農的判断
そら豆は比較的寒さに強い作物。
実際に、同じ畝の中でも被害が少ない株も存在します。

今回は「自然に任せる」スタンスで、あえて防寒資材は使わず観察を続けることにしました。
2月下旬までの勝負
2月下旬からは徐々に気温が上がり、そら豆も再び成長期に入ります。
それまでの間は、いかに根を守り、株を持ちこたえさせるかがポイント。
- 強風の日は一時的に株元にワラを敷く
- 土が乾きすぎないよう軽く覆土する
寒害を減らすコツ
- 苗は小さめの状態で冬越しさせる方が安全
- 風当たりの強い場所では低めの寒冷紗トンネルが効果的
- 株ごとの個体差を観察すると、防寒なしでも強い株を選抜できる
まとめ — 自然農は“正解が一つではない”
今回の寒害で感じたのは、自然農法は一筋縄ではいかないということ。
全てを守ることはできませんが、観察を続ければ強く育つ株と土の条件が見えてきます。
「そら豆、2月下旬までなんとか耐えてくれ!」
そう願いながら、次の成長を待ちたいと思います。
関連記事
コメント