そら豆の栽培記録#4【寒害編】初めての黒化現象にビックリ!

前回の記事:そら豆の発芽から1週間|アブラムシ襲来と自然農での虫対策【栽培記録#3】

アブラムシの猛攻にも耐え、なんとか成長を続けていたそら豆
しかし、年が明けた途端、次なる試練「寒害」がやってきました…。

冷害による被害 — 葉が茶色じゃなく黒く!?

1月15日、畑に行って驚きました。

枯れてしまったそら豆の苗
枯れてしまったそら豆の苗

「えっ…葉っぱが黒い!?」

普通、植物が枯れると茶色く変色するはず。
黒くなるのは初めて見た現象でした。

調べたところ、寒さ+強風によって細胞が損傷し、その部分が黒くなるそうです。
つまり、これは低温と乾燥風が同時に襲ったサイン

冬の畑のリアル — 油断するとこうなる

  • アブラムシが寒さで減ったと思ったら…寒害が発生
  • 病害虫の脅威が減っても、気象リスクが増える
  • 特に風通しが良すぎる場所苗が大きすぎる場合は被害が出やすい

自然農法では、こうした環境変化への耐性が土と植物の成長に大きく影響します。

寒害対策 — やれることとやらない判断

一般的な防寒策

  1. 寒冷紗トンネル
    → 風と霜から守る効果大。
  2. 植え付け時期の調整
    → 苗が5cm以上に成長してから冬を迎えると寒害リスクUP。
  3. 防風ネットの設置
    → 特に北風対策に有効。

自然農的判断
そら豆は比較的寒さに強い作物。
実際に、同じ畝の中でも被害が少ない株も存在します。

枯れていないそら豆の苗
枯れていない苗

今回は「自然に任せる」スタンスで、あえて防寒資材は使わず観察を続けることにしました。

2月下旬までの勝負

2月下旬からは徐々に気温が上がり、そら豆も再び成長期に入ります。
それまでの間は、いかに根を守り、株を持ちこたえさせるかがポイント。

  • 強風の日は一時的に株元にワラを敷く
  • 土が乾きすぎないよう軽く覆土する

寒害を減らすコツ

  • 苗は小さめの状態で冬越しさせる方が安全
  • 風当たりの強い場所では低めの寒冷紗トンネルが効果的
  • 株ごとの個体差を観察すると、防寒なしでも強い株を選抜できる

まとめ — 自然農は“正解が一つではない”

今回の寒害で感じたのは、自然農法は一筋縄ではいかないということ。
全てを守ることはできませんが、観察を続ければ強く育つ株と土の条件が見えてきます。

「そら豆、2月下旬までなんとか耐えてくれ!」
そう願いながら、次の成長を待ちたいと思います。

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