クラピアの庭が雑草まみれに!?メヒシバのアレロパシーによる驚異

クラピアの美しい庭を夢見て植えたはずが、現実には「なんでこんなことに!」と頭を抱えることもあります。

その一因として、庭が“雑草だらけ”になるという問題が挙げられます。

一生懸命に育てたクラピアの庭に“雑草”が繁殖し、庭全体の美観を損ねることは避けたいものです。そこで今回は、数ある雑草の中でも特に厄介な「メヒシバ」について、その特性や効果的な対策方法をご紹介します。

『8年目』のクラピア栽培は、「メヒシバ」との戦いでもありました。

私は基本的にクラピアをほったらかしで栽培していたので、悪化の一途をたどる自宅の庭でしたが、8年目の1番の被害はこの「メヒシバ」がはびこってしまったことです。

庭に生えたメヒシバ

雑草ってだけで厄介なのに、この「メヒシバ」という厄介者の突出した特徴は、他の植物の成長を邪魔する「アレロパシー」という物質を出すところです。

アレロパシー(他感作用)

同じ場所に生えている他の植物の生育を抑える物質を放出し、化学的に抑制する

さらに「メヒシバ」の問題点はもう1つあり、それは“たくさん種をつける”という事です。

1個体で万単位の種をつけることもあるので、放っておくと翌年には大量のメヒシバが発生する恐れがあります。

さらに、出芽のタイミングは個体によって異なるので、先に出芽した個体を駆逐したとしても、またすぐに別の個体が顔を出します…。

まるで人間の必死な努力を嘲笑うかのようのな「メヒシバ」の波状攻撃には精根尽き果てます…。

人力では勝てる気がせん…

ここまでひどくなるとはつゆ知らず、去年放置していた「メヒシバ」がタネを落とし、今年になって取り返しのつかない程の猛威を振るっているのでしょう。

ほったらかしにしたツケが回ってきましたね…。

さて、メヒシバを放置しておくと、際限なく繁殖して拡がってしまうため、早急な対策が必要になることがわかったところで、気乗りしませんが実際に手を打ちます。

1番手近な方法としては、やはり手でメヒシバを引き抜く事です。メヒシバの根は浅いので、手で簡単に引き抜けるのですが、茎が残ると再生してしまうので、しっかり根元から引き抜くようにします。

ただ、先程もお伝えしたとおり「メヒシバ」は時間差で発芽する波状攻撃を得意とするので、撲滅するにはかなりの時間と労力、そして挫けぬ精神力が試されます。

とりあえず、ここから始めますか…。

あと、種のついたメヒシバを抜くと周囲に種が散らばる恐れがあるので、種が作られる前になるべく早く抜きましょう。

「雑草」に1番有効で手軽なのがこの除草剤でしょう。当然メヒシバにも有効ですが、クラピアに影響がありそうなので私は使った事がありません。

個人的に除草剤を使うと頭痛もするので、なるべくこういったものは使用を控えています。

防草シートはかなり効果的に雑草を抑制してくれます。

ただ、防草シートは土の上に敷くものなので、すでにクラピアが被覆している状態では一度全て剥がさないと敷くことが出来ず、あまり現実的ではありません。

クラピア専用の防草用の植栽シートがあるので、クラピアを植える前にこの商品を敷いておけば良かったです…。

1度メヒシバがはびこってしまうと、元に戻すために時間も労力もかかります。タネが落ちてしまうとより大変になりますので、対策は早ければ早いほどよいです。

クラピアは最低限の手入れをしてあげないと元気がなくなる一方で、メヒシバは手入れをしなくてもどんどん勢力を拡大する強者です。

抜いても抜いてもきりがなく、特に夏の草むしりは暑さで“地獄”のようなつらさを経験する事になるので、「メヒシバ」を見つけたらすぐに駆除を始めましょう!

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