ニンジンが発芽しない!? 原因と解決法【発芽までの日数も検証】

初心者による自然農のリアルな失敗と成功記録#2

はじめに

ニンジンは「発芽が難しい」とよく言われます。
発芽さえしてしまえば栽培の7割は成功とまで言われるほどですが、私の初挑戦は衝撃の結果でした。

この記事では、発芽しなかった原因の推測 → 実験 → 原因判明までを、実体験をもとにお伝えします。

第1章 / まさかの発芽率0%!?

  • 種まき日:3月6日(千葉県)
  • 種袋の発芽率表示:55%
  • 栽培方法:自然農(草マルチ・水やりなし)

種まきから20日経っても芽が1つも出ない…。
「本当に種まいたっけ?」と思うくらい、何の変化もありません。
変わったのは草マルチが枯れ、雑草が出てきたことだけ。

結果はまさかの発芽率0%
自然農を始めて以来、最大の挫折でした。

第2章 / 発芽しない原因を推測

調べたところ、主な原因は以下の3つ。

  1. 水切れ or 水のやりすぎ
    → 水やりはせず雨任せ。降雨はあったものの、その後1週間雨がなく乾燥した可能性あり。
  2. 覆土が厚すぎ
    → ニンジンは好光性種子。大雑把な性格もあり、土が深くかかりすぎたかも…。
  3. 気温が低すぎ or 高すぎ
    → 適期は3月中旬〜5月上旬。3月6日はまだ寒かったかも。

第3章 / 2回目の種まきと実験

1回目の失敗を踏まえ、3月26日に5通りの種まき方法で再挑戦。

  • ①水やり有×草マルチ
  • ②水やり有×もみ殻マルチ
  • ③水やり無×草マルチ
  • ④水やり無×もみ殻マルチ
  • ⑤前回と同じ方法

種は1cmの棒で筋をつけて均一にまき、地面が平らになるように覆土。

鎮圧後、必要に応じてたっぷり水やり。

第4章 / 発芽しなかった原因が判明

なんと発芽日は1回目・2回目とも3月31日
原因はズバリ気温が低かったためでした。

  • 1回目(3/6播種) → 発芽まで25日
  • 2回目(3/26播種) → 発芽まで5日
    → 適期より早いと発芽まで極端に時間がかかる!

結果、発芽率は0%ではなく約60%に。
「植え方」や「水やり」の有無は大きな影響なしと判明しました。

第5章 / 実験結果とおすすめ度

①水やり有×草マルチ

★★★☆☆ — 発芽OKだが、マルチが厚いと芽が潰れることも。

②水やり有×もみ殻マルチ

★★★★☆ — 草より柔らかく、芽の成長を邪魔しない。

③水やり無×草マルチ

★★★★☆ — 水やりなしでも発芽。ただし天候に左右される。

④水やり無×もみ殻マルチ

★★★★★ — 手間なし・芽の出やすさ・発芽率のバランスが最高。

⑤前回と同じ方法

★★★★☆ — 時期さえ合えば問題なし。

まとめと学び

  • 原因:気温が低く発芽まで時間がかかった
  • 教訓:千葉県では3月下旬〜4月の種まきがおすすめ
  • 意外な発見:水やりの有無やマルチの種類は大きな差なし。ただし、もみ殻の方が芽を邪魔しにくい。

これで「発芽しない…」という不安はかなり解消できました。
あとは元気に育ってくれることを願うばかりです。

前回の記事:ニンジンの栽培記録 #1【種まき編】|初心者が自然農で挑戦!

コメント

  1. […] ニンジンの芽が出ない原因を考案/種まきのリベンジ【自然農】 […]

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