初心者による人工芝のDIY/「8つの失敗」から学ぶ事

人工芝をDIYしたいけど、うまくできるか不安だなぁ...

そんな方向けに、実際に人工芝をDIYしてうまくいかなかった私が、“多数の失敗事例”を紹介しながらDIYのやり方を詳しく解説します。

『初心者の、初心者による、初心者のため』の人工芝DIYの記事です。

人工芝のDIY

人工芝を施工しようと思った時に、まずは「自分でやるか?」「業者にお願いするか?」で悩むかと思われますが、業者に依頼するのは費用が高くなってしまうのでなるべく避けたいところですよね。

そこで初心者の私が実際に経験した“失敗例8つ”を交えながら、初心者でもできる「DIY」のやり方を紹介します。

ポイントをしっかり押さえれば初心者でも簡単に出来るので、私と“同じ過ち”を繰り返さないよう、しっかり予習してから臨んでみてくださいね。

必要な道具

まずは、人工芝に必要な道具の説明からしていきます。

  • ハンマー
  • カッター又はハサミ
  • 定規
  • 固定用U字ピン 
  • トンボ
  • 防草シート 
  • ジョイントテープ 

上記が人工芝をDIYをするのに最低限の道具になるのですが、初心者の私は「定規」と「ジョイントテープ」を使いませんでした。

まずは、これが“1つ目”の失敗です。

失敗① 定規を使わなかった

「定規」を使わないで人工芝をカットすると切り口が“ギザギザ”になって見た目がとても悪くなってしまいます。

切り口がギザギザになった人工芝

上の写真は人工芝を裏から撮影した写真ですが、切り口が“ギザギザ”になっているのがわかりますでしょうか?

自分で言うのもなんですが、みすぼらしいですね...

このように切り口が“ギザギザ”になりたくなければ、しっかり「定規」を使って丁寧に人工芝を切りましょう。

それと、カッターに関していうと、「切れ味のいいカッター」を使うと良いです。人工芝の商品説明に、『女性でも簡単に切れる』なんて書いてありますが、私が使った「古くて切れ味の悪いカッター」では、それなりに切るのに苦労しました。

失敗② ジョイントテープを使わなかった

「ジョイントテープ」を使う理由として、主に“2つ”の重要な役割があります。

まずは、人工芝と人工芝の隙間から「雑草が生えるのを防ぐため」と、もう1つは「風の侵入を防ぎ、人工芝が飛ばされるのを防ぐため」の2つです。

「ジョイントテープ」を使わなかった私は、人工芝と人工芝の間から見事に雑草が生えて来てしまいました。

人工芝と人工芝の間から生えている雑草

さらに、人工芝が飛ばされる経験も何度もしました。

風で飛ばされた自宅の人工芝

「ジョイントテープ」を使わなかった事だけが風で飛ばされた原因ではないのですが、1つの要因であることは間違いないでしょう。

なので、道具は“しっかり揃えてから”人工芝の「DIY」を始めることをオススメします。

下地作り

それでは、道具の重要性がわかったところでさっそく作業の説明に移りたいと思います。

下地作りで重要なことは“2つ”あり、「石や雑草を取り除く事」と「しっかり転圧して平らにする事」です。

石や雑草を取り除く

石などの障害物は、施工後の人工芝が“デコボコ”になってしまう原因になるので、なるべく全て取り除きます。

凸凹になった人工芝

雑草は「根っこ」からしっかり取り除いてください。ただし、地上部には、まだ発芽していないたくさんの“雑草の種”があるので、全てを取り除くなんてことはそもそも不可能です。

なので、ある程度で終わりにして、防草効果の高い、“しっかりした防草シート”を使う事が1番効果があると思います。

「耐用年数」や「布のタイプ」も考慮して、一番オススメな防草シートは「ザバーン」です。

転圧して平らにする

石や雑草の処理が終わったら、次は地面を整地していきます。

整地をしないと、人工芝を敷いた後も人工芝がデコボコしてしまい、景観が悪くなってしまいます。

初心者は「転圧機」のような重機なんて当然持っていないので、足で踏みつけて固めるか、「タンパー」や「トンボ」を使って固めると良いでしょう。

私はとにかく「足で踏みつけて地面を固め」、「トンボを使って地面を平らにならす」、この作業を繰り返し行っていました。

ここで、さらに失敗した事が“2つ”あります。

失敗③ 転圧が足りなかった

自分ではしっかり「転圧」したつもりでしたが、まだまだ足りなかったのでしょう。

時間が経つにつれて、ドンドン歩くところがへこんできてしまいました。

歩く箇所がへこんだ人工芝

写真では少し分かりにくいですが、実際にはかなり凹んでいます。庭を人工芝にしてから“7年”くらい経ちますが、はじめの数年間は問題なかったのに、ここ最近で特に目立つようになってきました。

失敗④ 砂を敷かなかった。

もう1つ整地をする際に気を付けなければいけないことは、“水はけ”を良くする事です。水はけが悪いと、水たまりが出来てしまい下地がデコボコになりやすくなってしまいます。

なので、ホームセンターに売っている「山砂」を使いましょう。理想的には山砂が“3cm位”の厚みになるように全体に敷き詰めると良いでしょう。

当然砂を敷いた後も、転圧を忘れずにしてください。

ただし、庭の広さによっては値段が張ってしまうので、お財布と相談しながら決めてください。

防草シートを敷く

防草シートは太陽光を遮断し雑草の「生育」「貫通」を防ぐために作られたシートです。

防草シートは隙間なく敷く事がポイントで、隣り合う防草シート同士は余裕をもって10cm位重ね合わせると良いでしょう。

そして、防草シート選びも失敗の内の1つです。

失敗⑤ 安価な防草シートを使用

市販の安い人工芝を買った結果、数年後には“大量のゴミ”に変わってしまいました。

ゴミになった防草シート

台風で飛ばされた時のダメージがほとんどですが、特に編み込んであるタイプの人工芝はほつれてしまい“ぐちゃぐちゃ”になります。

なので、私がオススメする人工芝は「ザバーン」なのです。

さらに防草シートを敷くにあたっての失敗がもう1つあります。

失敗⑥風が強い日に防草シートを敷こうとした

防草シートは重量がそれほどなく、薄くてペラペラなモノなので、防草シートを仮置きした時に風が吹いてしまうと簡単に飛ばされてしまいます。

すると、風がやんだ瞬間に急いで作業したり、イライラしながらの作業のせいで雑になってしまったりと、いい事がありません。

“防草シートを隙間なく敷く作業は、かなり重要な作業”なので、落ち着いてゆっくり作業ができる日を選んでください。

ピンで固定する

防草シートが敷いたら固定用のピンで人工芝を固定していきます。

ピン選びでも失敗がありました。

一体どんだけ失敗しとんねん…。

失敗⑥ ピンの先端の形状

ピンには様々な形状のモノがあります。ポイントは先端が尖っているタイプのピンを選ぶことです。

私が使用した先が尖っていないピン

先が尖っていないピンだと、防草シート(人工芝も)に打ち付ける際、なかなか貫通しにくくなってしまいます。

すると作業性が悪くなるほか、強く打ち付けなければならなるため、その場所だけ凹んでしまうという残念なことになりました。

なので、必ず先が尖ったピンを購入してください。

人工芝をはる

防草シートが敷き終わったら、いよいよ人工芝の施工に移ります。

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向きを揃える

人工芝には芝の向きが存在するので、まずはその向きを合わせることから始めます。芝の向きが合っていないとせっかくの人工芝が“不自然”に見えてしまうからです。

そしてもう1つ重要なのが、同じ種類の人工芝を購入する事です。

私は別々の人工芝を買ってしまい、かなり後悔しています。

失敗⑦ 種類が別の人工芝を購入

新しく人工芝を買い足した場所に、安い人工芝を買った結果、下の写真のような残念な事になってしまいました…。

種類の違う人工芝

左の人工芝が元々あった人工芝で、右の人工芝が新しく買い足した人工芝です。

明らかに見た目が違いますよね?

人工芝には「春色」「夏色」の色の違いや、「芝丈」「芝の形状」の違いによってもだいぶ見た目が違って見えるんですね。

人工芝の種類によってこんなにも差があるとは思いませんでした…。

カットする

人工芝の向きに気をつけて仮置きしたら、次は施工する大きさに合わせて人工芝をカットしていきます。カット方法は先にお伝えした通り、定規を使いよく切れるカッターでカットしましょう。

失敗⑧ カットが雑で切りすぎてしまった

これは性格的な問題かもしれませんが、「めんどくさがり屋」の私は、作業が長くなってくると集中力がきれて作業が雑になってしまいます。

切り口がずれた人工芝

人工芝を一度切ってしまうと、当然ですが復活することはできないので、切りすぎないように“慎重”に作業してください。

固定する

最後に、「ピン」と「ジョイントテープ」を使い、人工芝を固定していきます。

「ジョイントテープ」を使って繋げると、継ぎ目が目立たなくなるだけでなく、「めくれ防止」や「雑草対策」にも繋がります。

なので、始めに紹介した【失敗②】の通り、「ジョイントテープ」を使用することを強くおススメします。

ピンは50cmの間隔で打つことを推奨されていますが、それだとどうしてもピン同士の間に隙間が空きやすくなってしまいます。そうなると私の自宅のように人工芝が風で飛ばされやすくもなり、「防草シートへのダメージ」や、「人工芝の張り直し」といった最悪な結末が待っています…。

そのためジョイントテープの活用を強くおススメします。

「ピン」と「ジョイントテープ」を使い、人工芝がしっかり固定されればDIYの完了です。

お疲れ様でした!

まとめ

最後に、初心者の私が人工芝のDIYで失敗したことをまとめます。

~失敗事例~

  • ①定規を使わなかった
  • ②ジョイントテープを使わなかった
  • ③転圧が足りなかった
  • ④砂を敷かなかった
  • ⑤安価な防草シートを使用した
  • ⑥ピンの先端の形状
  • ⑦別の種類の人工芝を購入
  • ⑧カットが雑で切りすぎてしまった

上記の“8つ”が、私が経験した失敗談でした。とりあえずこの“8つ”さえ気を付けておけば、そんなに後悔するような「人工芝ライフ」にはならないかと思います。

それでは素敵な人工芝ライフをお過ごしください!

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