自然農は水やりをしない?
自然農の本を読んでいると、水やりをしないやり方がほとんどです。
水やりをしないでホントに育つのか…?
そう感じる方も多いかと思いますが、水やりをしない方がむしろ野菜にとってメリットがあるようなのです。
水やりをしないメリット
水やりをしない方がいい理由は、根っこが地中深くまで水分を求めて伸びていくうようになるからです。
そうすることで、水やりをしなくても枯れない「ど根性野菜」になってくれるのです。
逆に水やりをしてしまうと、それに甘えて土の表層近くだけに根をはる「甘えん坊野菜」になってしまいます。
こうなってしまうと、毎日水やりをしないと枯れてしまうような、「軟弱な野菜」の出来上がりです。
これが水やりをしない方がいい理由です。
ただし例外もある!?
ただし、水やりをしないといっても限度というものがあります。
もし、炎天下が続くなか、全く水やりをしなかったらどうなるでしょう?
枯れますよねぇ…
いくら水やりをしない方がいいと言っても、やはり水がないと育たないのも事実!
では、どのくらいの期間なら水やりをしなくても枯れずに耐えられるのか、私の経験から紹介していきたいと思います。
水やりをしないとどうなる?
【2022年ー6月】
- おそろしく早かった梅雨明け
- 6月とは思えぬ連日の猛暑
2022年は上記のような異常気象で、最後に雨が降ったのは【6月21日】、そこから【7月5日】までの「14日間」雨が降らず、猛暑が続きました。
あそこまで暑いと、外に出るのもイヤになり、水やりどころか畑仕事なんかする気にもなれんかった、、、
さて、話を戻して14日間の日照りで野菜がどうなったかを紹介していきます。
キュウリ
キュウリは5日~10日でほとんどの株が枯れてしまいました。
14日間の日照りに耐えた株もありましたが、時すでに遅し。雨が降って安心したのもつかの間、その後すぐに枯れてしまいました。
なのでキュウリは全滅です…。
キュウリは水が大好きな野菜なので、この結果は仕方がないのかとも思いました。
ピーマン
ピーマンは全部で10株植えて、その中で枯れたのは2株でした!
畝の左側に植えていた2つが枯れたので、場所による原因の気もしますがどうなんでしょう…?
完全に枯れはしなかったけど、1週間程でしおれ始め、雨が降ったあとも回復することはありませんでした。
その他
その他の野菜(ナス,トマト,オクラ,枝豆,落花生,ゴーヤ,サツマイモ)は、なんと枯れているものが1つもありませんでした。
オクラなんかこの雨の降らない期間に収穫まですることが出来ました。
苗を植える時だけ水やりをして、その後は水やりをせず、ほったらかしを貫きました。
さすがに今回の猛暑続きは厳しいかとも思いましたが、キュウリ·ピーマン以外はなんとか枯れずに乗りきる事が出来ました。
まとめ
- キュウリは水やりが必要!
- ピーマンは1週間以上雨が降らなければ水やりをした方が無難!
- それ以外の野菜(ナス,トマト,オクラ,枝豆,落花生,ゴーヤ,サツマイモ)は猛暑が半月続いても、問題なし!
という事がわかりました。
出来れば水やりをしたくないズボラな主は、完全にほったらかしで野菜が出来ることを望んでいましたが、そう甘くはなかったみたいです。
気付いた事
今回の観察で2つわかったことがありました。
1つ目は「落花生」で、カンカン照りのとても暑かった日中は、なんと葉っぱを折り畳んでいたのです。
きっとこれは、葉っぱから水分の蒸散を防いで、枯れないように自分なりに工夫しているのだと思います。(たぶん…)
それともう1つは「ナス」でした。
もともとは手のひらサイズ位あった大きな葉っぱが、気付いたらとても小さくなっていて、さらに虫にもたくさん食べられていました。
これも葉っぱからの水分の蒸散を防ぐ為のもの??
なんかそんな話をどこかで聞いた事があります。
虫が葉っぱを食べる事は、悪いように思われがちですが、結果的に水分の蒸散を減らして野菜を助けてくれる場合もあるのだとか!
ナスが虫に『ピンチだから葉っぱを少し食べてくれー!!』と信号でも送っているのでしょうか?
これぞ自然の力!人が余計なことをしなくても、ちゃんとバランスを取ろうとしてくれているんですね!
まぁ、そんなキレイ事を言っても、枯らしてしまっていたら意味がないですけどね…笑。
なので、水やりがめんどうでないなら、しっかり水やりする事をオススメします。
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