米ぬかを使った補い【初心者による自然農】

自然農では“肥料”を使いません。自然のサイクルによって作られた養分(草や虫などの亡骸)をうまく利用して野菜を育てるからです。

しかし、あまりにも栄養がないと作物も育ちにくいので、場合によって栄養を足す場合があります。それを補い(おぎない)と呼びます。

補いの材料

自然農で使う補いの材料は主に“2つ”あります。

1.米ぬか
2.油かす

こういった、“自然由来”のものが補いの材料になります。

今回わたしが使ったのは「米ぬか」です。米ぬかは“無料”で貰える方法もあるので、知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください↓↓

米ぬかを無料で手に入れたいなら「精米機」へ行こう!【畑の肥料】

※米ぬかは直接的に土の栄養になるわけではなく、米ぬかを微生物が分解してくれることにより作物が取り込める状態になります。なので米ぬかを撒いても、すぐに効くわけではありません。

米ぬかを使った補い

米ぬかの使用方法にも“2通り”のやり方があるようです。

「土の上にまく方法」と「土の中に混ぜこむ方法」です。

土の上にまく方法

土の上に直接まく方法は、量が多すぎると「カビ」や「ナメクジ」などが増えることがあるので注意が必要です。

それと、土の上にそのまま撒くというより、畝の上に雑草を敷いて、その上からふりかけて、雑草の「発酵・分解」を促す目的で使用するのが良いでしょう。

私は、土の上に直接まいてみたのですが、“風で飛んだ”のか“鳥に食べられた”のか、数日後には撒いたはずの米ぬかがなくなっていたことがありました。

そういった事を防ぐためにも、草マルチの上からまくことをオススメします。

土に混ぜこむ方法

土の中に入れるのは土の中の「カビ」が増えたり、「窒素飢餓」を起こす原因となるので注意が必要です。

ガスが発生したり発酵熱のせいで、植物の根が弱ったりしてしまいます。

なので、使用するとしても、土作り時の元肥として土壌に混ぜ込み、1ヶ月以上経ってから、植物の苗の植え付けや播種をすると良いでしょう。

ぼかし肥料

“ぼかし肥料”とは、「米ぬか」や「油かす」など複数の有機質資材を配合させたものに「土」や「発酵促進剤」などを加えて、発酵させた“肥料”のことを指します。

ぼかし肥料にすれば、先述したような「ガス」や「発酵熱」がないためそのまま使用出来るし、肥料の効果も現れやすくなります。

ただし、“ぼかし肥料”を作るには相応の手間がかかるので、初心者の私には少しハードルが高いです…。

米ぬかをまいてみた

先述したように、以前土の上に米ぬかを直接まいたところ、数日後になくなってしまった経験があるので、今回は「YouTuberのかーびーさん」がやっていた、撒いたあとに軽く土に混ぜこむ方法を試してみました。

すぐに野菜を植える予定もないので問題はないと思います。

自然農の場合、補いは“土の上に置くだけ”のやり方を推奨している人の方が多い気がします。

しかし、私のようにせっかく撒いたのになくなってしまっては意味がないし、土の状態や環境などは“千差万別”なので、自分で体験してみて自分の畑にあったやり方を模索していこうと思います。

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