
「クラピアを植えてみたいけど、まだ寒い2月に植えても大丈夫?」
そんな疑問を持つ方は意外と多いのではないでしょうか。
クラピアのベストな植え付け時期は“気温が安定する春〜初夏(4〜7月)”ですが、実は条件を整えれば2月でも植え付け可能です。
この記事では、私が実際に千葉県で2月3日にクラピアを植えた実験記録をもとに、冬植えを成功させるためのコツや注意点を紹介します。
クラピアの植え付け時期の基本
クラピアの生育が活発になるのは、地温15℃以上。
そのため、一般的な植え付け時期は以下のようになります。
| 地域 | 植え付け可能時期 |
|---|---|
| 九州・沖縄 | 2月〜10月ごろまで |
| 関東〜中部 | 3月下旬〜8月 |
| 東北〜北海道 | 5月〜8月 |
つまり、2月の関東地方ではまだ早すぎるのが通常です。
しかし、ある条件を満たすことで、冬でも植え付けが可能でした。
2月に植えた理由と環境条件
2月3日、千葉県でのこと。
庭木「アオダモ」を植えた際、掘り起こされたクラピアの株が出てきました。

捨てるのがもったいなくて、試しに2月の地植えに挑戦。
このときの環境条件は次の通りです。
- 場所:千葉県(関東南部)
- 天気:晴れが続く時期
- 植えた場所:ブロック近く(地熱が残りやすい)
- 植えた株:紅葉せず緑のまま冬越ししていたクラピア
実は、冬でも日だまりやブロック際など“地温が下がりにくい場所”では、
クラピアが緑のまま越冬することがあります。

この“緑の株”を使えたことが成功の第一条件でした。
寒い時期の植え付け手順と対策
植え付け時は、寒さ対策を徹底しました。
やったことは次の3つです。
- 深植え+目土をかける
- 根とランナーをほぼ土の中に埋め込み、寒風に当たらないようにしました。
- 目土がクラピアを守る“布団”のような役割をしてくれます。
- 足で軽く踏み固める
- 根と土を密着させることで、浮き上がりや乾燥を防止。
- 植えた後は乾燥させない
- 気温が低くても土の表面が乾いたら午前中に水やり。
冬は意外と乾燥するため、水切れは大敵です。
- 気温が低くても土の表面が乾いたら午前中に水やり。
実際の経過:植え付け〜1ヶ月後まで
植え付け直後(2月3日)
根とランナーのみの状態で植え付け。
ほとんど葉がなかったため、「これで生き残るのか…?」という状態。

11日後(2月14日)
関東でも“春一番”が吹き、せっかくの目土が飛ばされました。

地面も乾燥しましたが、なんとか枯れることなく緑を維持。
1ヶ月後(3月9日)
葉の数は減ったものの、緑の葉が残り、活着を確認。

この時点で「意外とイケるかも」と感じました。
あとは暖かくなれば成長が一気に進む状態です。
2月に植える場合の注意点とコツ
- 根が生きている株を使うこと
- 掘り起こした直後や緑が残るクラピアであれば活着率が高まります。
- 日だまりや建物沿いを選ぶ
- 地熱が残りやすく、凍結を避けられます。
- 目土は厚めにかける
- クラピアが寒風や霜に直接当たらないようにするのが重要。
- 乾燥防止の水やりを忘れずに
- 冬でも意外と乾燥します。特に雨が少ない時期は注意。
- ビニールカバーや不織布を使うのも◎
- 簡単な防寒で生存率が格段に上がります。
まとめ | 冬植えはリスクあり、でも不可能ではない
「クラピアは寒いと植えられない」と思われがちですが、
条件を整えれば2月でも活着は可能でした。
ただし、あくまで実験レベル。
確実に育てたい方は、気温が安定する3〜4月以降の植え付けをおすすめします。
どうしても冬に植えるなら−−−
- 地熱がある場所を選ぶ
- 目土と防寒をしっかり
- 水切れ注意
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