「レイズドベッド」とは、木枠などで囲いを作り、その中に土を入れて植物や野菜を育てるスタイルの花壇です。
排水性や通気性が良くなり、見た目もスッキリ。ヨーロッパのポタジェガーデンでもよく使われる方法です。
今回は、DIYで余った廃材を再利用して、レイズドベッドを作ってみました。
廃材でレイズドベッドをDIY
材料の準備
趣味のDIYで余っていた木材を引っ張り出してきました。

- 左側:野地板(薄い板)
- 右側:90mm角の角材
長さはバラバラですが、後で調整すればOK。四隅を補強する支柱に使うので、適当な長さに切り分けます。

令和の時代にサビた手ノコでギコギコ…。
正直、電動丸ノコが欲しい!(笑)
組み立て
材料が切り終わったら、木枠を組み立てていきます。

幅が合っていない部分もありますし、防腐剤を塗っていない材もありますが、DIYは“完璧さより気軽さ”が大事。
チャチャッと組み立てたら、1時間ほどでレイズドベッドが2つ完成!

土入れと畝づくり
草刈り・土づくり
設置場所の雑草を刈り、土を掘り返して宿根草を取り除きます。
特にこの土地はハマスゲが大量発生…。
ハマスゲはアレロパシー(成長阻害物質)を出すため、野菜栽培には天敵です。なるべく根っこを残さないように丁寧に除去しました。
土を入れる
周りの土を掘り返して高さを出し、枠の中に投入。

最後に軽く鎮圧して乾燥を防ぎます。
土が少なめ&痩せているので、後日堆肥を追加投入予定。
草マルチで完成
自然農の考え方を取り入れ、裸地にせず刈った草をマルチとして敷き詰めました。

その土地の草を戻すことで、ゆっくりと栄養が循環していきます。
自然農とレイズドベッドの相性は?
不耕起を基本とする自然農と、形を固定するレイズドベッド。
一見するとあまり組み合わされない方法ですが、実際に使ってみると相性は悪くなさそうです。
- 木枠があるので畝が崩れない
- 堆肥や草マルチで養分を戻せる
不思議と実践者が少ないのですが、ポタジェガーデンの美しさ × 自然農のやさしさを両立できる可能性を感じました。
まとめ
今回のレイズドベッドは、余った廃材を使ったのでコストはゼロ。
防腐処理していない材は早く傷むかもしれませんが、それも自然の流れとして受け入れつつ楽しんでいきたいと思います。
【ポイントまとめ】
- 廃材でも十分レイズドベッドは作れる
- 雑草(特にハマスゲ)は徹底的に除去
- 草マルチで土を守り、自然農スタイルに
「ポタジェガーデン」と「自然農」のいいとこ取りを目指して、これからも試行錯誤を続けていきます!
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