「スパイラルガーデン」と聞くと、ハーブを植えるイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
実際、パーマカルチャーやポタジェガーデンでは定番のスタイルですが、今回は少し発想を変えて、スパイラルガーデンで野菜を育ててみることにしました。
スパイラルガーデンの特徴と目的
スパイラルガーデンは中心を高くして渦巻き状に組むことで、
- 日当たりの強い場所と日陰
- 水はけの良い乾燥気味の場所と湿度のある場所
といった多様な環境をひとつの花壇の中に再現できるのが特徴です。
そのため、性質の異なるハーブを同じ花壇で育てられるのが大きなメリット。
私自身も「おしゃれなハーブガーデン生活」に憧れて作ったのですが…実際にはあまり使い道がなく、しばらく放置してしまいました。
結果、草むらに埋もれて「ただのジャングル状態」に。

よく見ればレンガが見えているのですが、完全に自然に飲み込まれていました。
草刈りして再生!
このままでは野菜を植えるどころではないので、まずは草刈りから。
久々にスパイラルガーデンとご対面しましたが、スッキリ整った姿を見ると「また使ってみよう!」という気持ちがわいてきました。

これで野菜を育てる準備は完了です。(緑が残っているのはセダムを植えているからです)
野菜を植えてみる
本来ハーブ向けのスパイラルガーデンですが、せっかく家庭菜園をしているので野菜栽培に挑戦。
高さがある構造なので、地中深くまで育つ根菜と相性が良いのでは?と考えました。
植え付け内容
- 頂上:ダイコン
- 2段目:ニンジン
- 3段目:カブ
タネを蒔いたところ、順調に発芽し、元気に育ってくれています。

スパイラルガーデンに向いている野菜
スパイラルガーデンは「乾燥気味な場所」と「湿り気のある場所」が作れるので、植える位置を工夫すれば野菜栽培にも応用できます。
日当たり・乾燥に強い場所(上段)
- ダイコン
- ニンジン
- ラディッシュ
- 玉ねぎ
適度な湿り気がある場所(中段)
- カブ
- レタス
- ホウレンソウ
- 小松菜
湿度が高く日陰に近い場所(下段)
- ミツバ
- セリ
- シソ
- サラダ菜
実際に育ててみて感じたこと
成功したこと
- ダイコンとカブは思った以上にしっかり根を伸ばし、小さいながらも問題なく育ちました。
- ニンジンも発芽率が高く、葉ニンジンがたくさん収穫できて大満足。
- 見た目のインパクトがあるので、畑の「映えスポット」にもなった。
失敗したこと
- ブロックを固定していなかったので、雑草を抜いたりしているとズレる事がある。
まとめ
正直に言えば「わざわざスパイラルガーデンで野菜を育てる必要があるのか?」と聞かれると、答えに詰まります。
ただ、遊び心を持って庭づくりを楽しむという意味では十分に価値があります。
特にポタジェガーデンのように「見ても楽しめる家庭菜園」にしたい方にはおすすめです。
スパイラルガーデンのDIYの様子はコチラから⇒スパイラルガーデンをDIY|ポタジェガーデンづくりの第一歩
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