そら豆の発芽から1週間。
順調に育っていたはずが、ついに“天敵”アブラムシがやって来ました。
自然農1年目の畑で起きた出来事と、その対策についてお伝えします。
順調だったそら豆に異変
自然農1年目、まだ畝(うね)も十分に育っていない状態だったため、最初は「ちゃんと育つだろうか…」と心配していました。
それでも、水やりを一切していないのに元気に成長してくれたそら豆を見て、あらためて「自然の力ってすごい」と実感。
しかし、葉をよく観察すると――
小さな黒い影が…そう、アブラムシです。

アブラムシはなぜやってくるのか?
そら豆にアブラムシがつくという話は聞いていましたが、まさか本当にやってくるとは…。
これまで我が家の畑でそら豆を育てたことは一度もないのに、どうやって場所を突き止めたのでしょう?
まるで自然界に“情報網”があるかのよう。
人間のSNSや広告のような仕組みが、虫の世界にも存在しているのかもしれません。
救世主「てんとう虫の幼虫」
焦っていた矢先、そら豆の葉にてんとう虫の幼虫を発見!

彼らはアブラムシの天敵です。
ただし…残念ながら、アブラムシの数に対しててんとう虫の数は少なめ。
- 駆除するべきか
- 自然に任せるべきか
迷いましたが、今回は「人間が手を加えない」自然農の原則を優先し、あえて何もしない選択をしました。
正直、ちょっとドキドキします。
自然農における虫対策の考え方
自然農では、基本的に不除草(雑草を抜かない)を行います。
理由はシンプルで、雑草があることで虫がそちらに集まり、作物への被害を減らせるからです。
しかし、我が家の畑は自然農“ピカピカの1年生”。
スタート時に大量のハマスゲを除去するため、土をすべて掘り起こしてまっさらな状態から始めたため、今は雑草がほとんど生えていません。
つまり、虫たちが逃げ込む“避難場所”がない状態。
この環境でそら豆がどう成長するのか…試練のときです。
まとめ|自然農だから見えること
今回のアブラムシ騒動で学んだのは、
自然は必ずバランスを取ろうとするということ。
アブラムシが増えれば、その天敵もやってくる。
ただし、そのバランスが成立するまでには時間がかかることもあります。
自然農は“待つ勇気”も試される農法。
次回は、アブラムシとそら豆のその後をお届けします。
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【参考文献】
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