そら豆の栽培記録#3【発芽編】アブラムシ襲来と自然農での虫対策

そら豆の発芽から1週間。
順調に育っていたはずが、ついに“天敵”アブラムシがやって来ました。
自然農1年目の畑で起きた出来事と、その対策についてお伝えします。

順調だったそら豆に異変

自然農1年目、まだ畝(うね)も十分に育っていない状態だったため、最初は「ちゃんと育つだろうか…」と心配していました。
それでも、水やりを一切していないのに元気に成長してくれたそら豆を見て、あらためて「自然の力ってすごい」と実感。

しかし、葉をよく観察すると――
小さな黒い影が…そう、アブラムシです。

アブラムシがついたそら豆

アブラムシはなぜやってくるのか?

そら豆にアブラムシがつくという話は聞いていましたが、まさか本当にやってくるとは…。
これまで我が家の畑でそら豆を育てたことは一度もないのに、どうやって場所を突き止めたのでしょう?

まるで自然界に“情報網”があるかのよう
人間のSNSや広告のような仕組みが、虫の世界にも存在しているのかもしれません。

救世主「てんとう虫の幼虫」

焦っていた矢先、そら豆の葉にてんとう虫の幼虫を発見!

そら豆に付くてんとう虫の幼虫

彼らはアブラムシの天敵です。

ただし…残念ながら、アブラムシの数に対しててんとう虫の数は少なめ。

  • 駆除するべきか
  • 自然に任せるべきか

迷いましたが、今回は「人間が手を加えない」自然農の原則を優先し、あえて何もしない選択をしました。
正直、ちょっとドキドキします。

自然農における虫対策の考え方

自然農では、基本的に不除草(雑草を抜かない)を行います。
理由はシンプルで、雑草があることで虫がそちらに集まり、作物への被害を減らせるからです。

しかし、我が家の畑は自然農“ピカピカの1年生”
スタート時に大量のハマスゲを除去するため、土をすべて掘り起こしてまっさらな状態から始めたため、今は雑草がほとんど生えていません。

つまり、虫たちが逃げ込む“避難場所”がない状態。
この環境でそら豆がどう成長するのか…試練のときです。

まとめ|自然農だから見えること

今回のアブラムシ騒動で学んだのは、
自然は必ずバランスを取ろうとするということ。

アブラムシが増えれば、その天敵もやってくる。
ただし、そのバランスが成立するまでには時間がかかることもあります。

自然農は“待つ勇気”も試される農法。
次回は、アブラムシとそら豆のその後をお届けします。

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【参考文献】

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