
素人ファーマーによる、ダイコンの種取り体験記です。
私が実際に試した方法や失敗談も交えてまとめましたので、よかったら参考にしてください。
種取りにおすすめの栽培方法は?
ダイコンは 春まき・秋まきのどちらでも種を取ることができます。
ただし初心者におすすめなのは 秋まき です。
- 春まき → 栽培期間が短く、種が小さくなりがち。虫の被害も多い。
- 秋まき → 栽培期間が長く、比較的育てやすい。
私も春まきに挑戦しましたが、葉っぱを虫に食べられて全滅…。

その経験からも、まずは秋まきで始めるのがおすすめです。
ダイコンの種取り方法

栽培から開花まで
- 9月:タネをまく
- 12月:収穫期。ただし全部収穫せず、種取り用に数本残す
- 翌年春:残した株が花を咲かせ、その後サヤをつける
この間、基本的には「何もせずに待つだけ」でOKです。
ただし、種につく虫(ナガメなど)が発生することがあります。

自然農では「虫も自然の一部」と考えて放置しましたが、サヤが黒く変色することも…。
それでもなんとか種の収穫までたどり着けました。
種の収穫(7月頃)
サヤが 茶色から白っぽく乾燥 してきたら収穫の合図です。

- 早く取りすぎる → 発芽率が悪くなる
- 遅すぎる → 鞘がはじけて種が飛んでしまう
私は素人なので、「はじけているサヤを見つけたタイミング」で収穫しました。多少のロスはありますが、安心して収穫できます。
種を取り出す
ダイコンのサヤは固いので、一般的には ビニールシートに広げて足で踏み、割って種を取り出す 方法が紹介されています。
しかし私はシートを持っていなかったので、段ボールに入れて踏んでみたところ…失敗(下が硬くなかったので鞘が割れなかった)。

結局、手で1つずつ割って取り出しました。
かなりめんどうでしたが確実です。
保存方法
取り出した種は
- 2〜3日天日で乾燥
- ビンなどに入れて冷蔵庫で保存

ダイコンの種は保存状態がよければ 3年ほど持ちます。
失敗談(水で分けようとした結果…)
サヤと種を分けるのが面倒で、ナスやキュウリの種取りのように「水に入れて分離」できないか試しました。

結果は大失敗。
ほとんどの種がサヤと一緒に浮いてしまい、うまく分けられず…。
しかも水に濡れたせいで手にベタベタくっつき、ストレスMAXでした。
→ 結論:ダイコンの種取りに「水選別」は向きません。地道に乾いた状態で分けましょう。
まとめ
初めてのダイコン種取り、果たしてちゃんと発芽するかは今後のお楽しみです。
ただしやってみて感じたのは、難しい作業はほとんどなく、基本的には「待つだけ」 だということ。
市販の種を買わなくても、自分で採った種から育てられれば、とてもサスティナブルですよね。
皆さんもぜひ、自家採種に挑戦してみてください!
関連記事 :
コメント