比較開始から1か月、見えてきたこと
【自然農法】を始めたばかりの畝と【慣行農法】の畝では、土壌の肥沃度がまったく違うことに気づきました。
極端に言えば、軽自動車とF1カーで勝負するようなもの。
本来なら比較できる段階ではないのですが、1か月ほど経った時点で玉ねぎ苗の成長に差が出てきたので、今回はその結果をお伝えします。
台風並の強風が直撃
2021年1月7日、関東に台風級の暴風が吹き荒れました。
砂は舞い上がり、一寸先すら見えないほど。
玄関のドアは「鍵がかかっているのでは?」と思うほど重く、外に出てもまともに歩けない状況。
そんな中、畑に着くと…

「ビニールマルチがない! …飛ばされた!?」
まるで自然からのサバイバル試験のようでした。
慣行農法の玉ねぎ苗 — 根の力で踏ん張る
強風の中でも、慣行農法の玉ねぎは半分以上が無事。
理由は明確で、根がしっかり張っていたからです。

マルチは飛び、砂も削られていましたが、倒れかけた苗をそっと起こし、砂を優しくかけてあげます。
『よく頑張ってくれました!』
この瞬間、慣行農法の安定感と安心感を改めて実感しました。
自然農法の玉ねぎ苗 — 姿すら見えない
自然農法を始めたばかりの畝は、正直に言うとまだ砂漠のような土。

根を張る力もなく、強風に吹かれた苗は跡形もありませんでした。
写真を見ればわかりますが、こんな状態で元気な野菜を育てるのは至難の業。
やはり、土作りに時間をかけることが自然農法の第一歩だと痛感しました。
自然農法で玉ねぎを育てるための改善ポイント
もし自然農法で玉ねぎを育てたいなら、次の点を意識すると成功率が上がります。
- 土作り期間をしっかり確保
→ すぐ植えるのではなく、堆肥や有機物でじっくり土を育てる。 - 防風対策の設置
→ ネットや防風柵で苗を守る。 - 苗の選び方
→ 茎がしっかり太く、根が白く元気な苗を選ぶ。
自然農法でも使える玉ねぎ栽培サポートアイテム
自然農法を実践する上で、苗を守るための資材は大きな助けになります。
- 防風ネット— 苗を守りつつ風害を軽減。
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- 有機質堆肥— 土壌改良の基本。
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まとめ — 比較実験から見えた未来
- 慣行農法は即効性と安定性が高い。
- 自然農法は土作りに時間がかかるが、将来性がある。
- 玉ねぎを自然農法で成功させるには、土・風・苗選びの3点が鍵。
これからも時間をかけて土を育て、「慣行農法に負けない野菜」を育てたいと思います。
前回の記事:自然農法と慣行農法の比較から1ヶ月後の成長記録
シリーズ1はこちら:自然農法と慣行農法を実際に比較
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