前回の【自然農法と慣行農法の比較#2】で、自然農法を始めたばかりの畝では、まだ野菜が育つ状態になっていないので、始めたばかりの「自然農法」と「慣行農法」では土壌の肥沃度が違いすぎて、比べる事が出来ないということに気付きました。
ただ、1ヶ月ほどの比較になってしまいましたが、“玉ねぎの苗”で差が生まれていたので、最後に紹介したいと思います。
玉ねぎ苗の比較
「土壌レベル1の自然農」と「慣行農法」では、“軽自動車”と“F1カー”ぐらいのハンディキャップがあると思います。
なので、成育に差が出るのは“当然”なのですが、今回は少しトラブルがありました。
台風並の強風
2021年1月7日に関東に“台風並の強風”が吹き荒れました!!
辺りは、砂が舞い上がり一寸先すら見えない状況。玄関から外に出ようにも、「鍵がかかっているのか?」と思うぐらい玄関のドアが重く、外に出れば歩くのもままならない程でした!
そんな状況で果たしてまだ“幼い野菜たち”は無事なのだろうか…?畑の様子を見に行ってみました。
あれっ??
「ビニールマルチ」してたのに飛ばされてなくなっとるやんけー!
慣行農法の玉ねぎ苗
人間ですら飛ばされそうな強風の中、肝心の玉ねぎはというと…
めちゃくちゃ頑張ってる~!!
マルチは飛ばされ、砂もだいぶ飛ばされているのに、根っこの力だけで必死に踏ん張る玉ねぎさん…。
慣行農法の方は、しっかり根が張っていたため、飛ばされずに“半分以上”は無事でした。
そーっと起こしてあげて、砂のお布団をかけておきます。
『よく頑張ってくれました!』
自然農法の玉ねぎ苗
どこにも見当たりません..。
ここまでハッキリ差が出るとは!
やはり、自然農を始めたばかりのただの“砂地”でしかないこの畝では、しっかりと根を張ることが出来ず、強風には耐えられなかったのでしょう…。
上の写真を見てわかると思いますが、こんな“砂漠のような土”で元気な野菜が育つわけないですよね…。
まぁ、これはこれで、ある意味おもしろい「比較実験」だったのかもしれません。
元々はこんな砂でも、「堆肥」と「肥料」をすきこんだ慣行農法のやり方なら、野菜はしっかり育つということが証明されました。
これからはゆっくり時間をかけて“自然農法”で土を育てていき、いずれは慣行農法に負けないくらいの野菜を育てたいと思います!
ほっこりした話
最後に、ちょっとだけ「苗を買った時の話」をしたいと思います。
「コメリ」で玉ねぎ苗を購入したのですが、時期が悪かったせいか、売っていた苗はほとんど枯れかけていました…
ちゃんと育つか不安でしたが、それしか売っていなかったので、仕方なく枯れかけの苗を購入することに…。
するとレジのおばちゃん、いや“お姉さま”が「これ、枯れかかってるから半額でいいよ」って!!!
やさしい~!!
諦めていた分、よけいに嬉しかったです。
『ありがと~!!』
なんだか、久しぶりに心がほっこりしました。
おしまい。
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