枝豆の種取り方法|サスティナブルな家庭菜園

枝豆のタネ取りはとてもシンプルです。
基本の流れは――

  1. 畑で株ごと枯れるまで放置
  2. サヤから種を取り出す
  3. 陰干しでしっかり乾燥
  4. 保存して翌年にまく

初心者でも簡単にできるので、家庭菜園を続けるならぜひ挑戦してみましょう。

種を取る時期

枝豆の種取りに適したのは「収穫適期を過ぎて株が枯れたあと」です。

枯れた枝豆
熟して茶色く枝豆
  • 葉が落ち、茎やサヤが茶色く変化している
  • サヤを振ると「カラカラ」と音がする

この状態になったら種を収穫できます。

【 ポイント】

  • 種用にする株は「なるべく実の大きいもの」を残しておく
  • 早採りはNG(未成熟で発芽率が悪くなる)
  • 十分に乾燥してから収穫する

種の取り方

乾燥したサヤを割って中から種を取り出します。

収穫した枝豆の種
収穫した枝豆
  • 収穫時の枝豆は楕円形
  • 乾燥させると丸い「大豆」に変化

そう、枝豆と大豆は同じ植物。熟す時期で呼び方が変わるだけなんです。

F1品種は種をとってはいけない?

注意点として「F1品種(交配種)」からは種を採らない方が無難です。

  • F1品種 → 翌年に同じ性質が出るとは限らない
  • 固定種/伝統品種 → 毎年同じ特徴を持った株が育つ

見分け方

  • タネ袋に「○○交配」と書かれている → F1品種
  • 「○○育成」と書かれている → 固定種

翌年も安定して育てたいなら「固定種」を選びましょう。

種の乾燥

収穫したタネは、陰干しで1〜2週間ほどしっかり乾燥させます。

  • 乾燥不足 → カビ・発芽不良の原因
  • サヤから出した後も新聞紙などに広げておくと安心

種の保存

乾燥が終わったら保存です。

  • 冷暗所(冷蔵庫がおすすめ)で保管
  • 湿気と高温を避ける
  • 虫の侵入を防ぐため、ビンや密閉容器に入れる

自家採取のメリット

枝豆の種取りは簡単ですが、メリットはとても大きいです。

  • 種を買わずに済み、節約になる
  • 農薬を使わないタネが確保できる
  • その土地の気候に馴染み、育ちやすくなる

一度成功すれば、毎年「命をつなぐ栽培」ができます。

まとめ

枝豆のタネ取りは、

  • 株を枯れるまで放置
  • しっかり乾燥
  • 冷暗所で保存

この3ステップで完成です。
せっかく収穫できた枝豆、来年に繋げて「サスティナブル家庭菜園」を楽しんでみてくださいね。

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