
枝豆のタネ取りはとてもシンプルです。
基本の流れは――
- 畑で株ごと枯れるまで放置
- サヤから種を取り出す
- 陰干しでしっかり乾燥
- 保存して翌年にまく
初心者でも簡単にできるので、家庭菜園を続けるならぜひ挑戦してみましょう。
種を取る時期
枝豆の種取りに適したのは「収穫適期を過ぎて株が枯れたあと」です。

- 葉が落ち、茎やサヤが茶色く変化している
- サヤを振ると「カラカラ」と音がする
この状態になったら種を収穫できます。
【 ポイント】
- 種用にする株は「なるべく実の大きいもの」を残しておく
- 早採りはNG(未成熟で発芽率が悪くなる)
- 十分に乾燥してから収穫する
種の取り方
乾燥したサヤを割って中から種を取り出します。

- 収穫時の枝豆は楕円形
- 乾燥させると丸い「大豆」に変化
そう、枝豆と大豆は同じ植物。熟す時期で呼び方が変わるだけなんです。
F1品種は種をとってはいけない?
注意点として「F1品種(交配種)」からは種を採らない方が無難です。
- F1品種 → 翌年に同じ性質が出るとは限らない
- 固定種/伝統品種 → 毎年同じ特徴を持った株が育つ
見分け方
- タネ袋に「○○交配」と書かれている → F1品種
- 「○○育成」と書かれている → 固定種
翌年も安定して育てたいなら「固定種」を選びましょう。
種の乾燥
収穫したタネは、陰干しで1〜2週間ほどしっかり乾燥させます。
- 乾燥不足 → カビ・発芽不良の原因
- サヤから出した後も新聞紙などに広げておくと安心
種の保存
乾燥が終わったら保存です。
- 冷暗所(冷蔵庫がおすすめ)で保管
- 湿気と高温を避ける
- 虫の侵入を防ぐため、ビンや密閉容器に入れる
自家採取のメリット
枝豆の種取りは簡単ですが、メリットはとても大きいです。
- 種を買わずに済み、節約になる
- 農薬を使わないタネが確保できる
- その土地の気候に馴染み、育ちやすくなる
一度成功すれば、毎年「命をつなぐ栽培」ができます。
まとめ
枝豆のタネ取りは、
- 株を枯れるまで放置
- しっかり乾燥
- 冷暗所で保存
この3ステップで完成です。
せっかく収穫できた枝豆、来年に繋げて「サスティナブル家庭菜園」を楽しんでみてくださいね。
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