初心者の私が“枝豆の種取り”の様子を写真付きで紹介します。
『枝豆の種取りはとっても簡単 』
枯れるまで畑で放置したのち、サヤから種を取り出し陰干しします。良く乾燥させて保存すれば終了です。
それではもう少し詳しく説明していきますね。
種を取る時期
枝豆の種取りの時期は、収穫適期を過ぎて、生長が止まり茶色く枯れてきてからになります。
葉も落ちて、やがて茎なども枯れ、実が熟して茶色くなればOKです。
※なるべく実の大きい物を種用として残しておきましょう。
早いと種はまだ未成熟なので、乾燥していない状態で無理に鞘を剥かないでください 。焦って取る必要はないので十分に乾燥させてから収穫しましょう。
種の取り方
よく乾燥した枝豆のサヤを割って中の種を取り出します。
何で乾燥すると丸くなるんだろう…?
「枝豆」は楕円形なのに「大豆」になると円形になるのは不思議でした…。
そうです、「枝豆」と「大豆」って一緒のモノだったんですよね~。(意外と知られていない事実)
F1品種は種をとってはいけない?
「F1品種」とは、異なる性質の親を交配して作られたタネで、必ず優性の形質を持ったタネが出来るといった『優劣の法則』を利用した技術のようです。
そんな「F1品種」の野菜から種をとって育ててみても、親と同じ性質のモノができる確率は低いので、「F1品種」から種を取ることはオススメしません。
なので「固定種」や「伝統品種」と呼ばれる野菜から種をとるようにしましょう。
固定種とF1種の見極めかた
「固定種」と「F1品種」のタネの見極めかたについて紹介します。
「固定種」と「F1品種」の見極めかたは簡単で、タネの袋の上に『○○育成』と書かれているものが「固定種」で、『○○交配』と書かれているものが「F1品種」です。
種の乾燥
収穫した種は、良く乾燥させた方が翌年まで持ちます。乾燥が不十分だと発芽も悪くなってしまいます。
種の保存
収穫した種を、“乾燥した冷暗所”で保存します。
「湿度」や「温度」の高い環境では早期に発芽したり、カビが生えたりしますので「冷蔵庫」で保管するとよいでしょう。
虫が入りやすい為、“ビン”などに入れて保存しておきます。
以上が、枝豆の種取り方法の紹介になります。簡単でしたよね?
最後に
種を自家採取することのメリットは“3つ”あります。
- 農薬を使わない種が使える
- 買わなくて済むので節約になる
- 種が土地に馴染み育てやすくなる
このように種を「自家採取」することによるメリットは“多大”なものです。
せっかく枝豆栽培に成功したなら、次は種取りをして、次の命に繋げてみるのもいいかもですね。
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