手入れ不要と言われるグランドカバーを、本当に手入れしなかったらどうなる?

手入れが不要とされているグランドカバーを、実際に一切手入れをしなかった場合、どのような状態になるのでしょうか。

完全に放置した場合のリスクについて詳しく見ていきましょう。

私が実際に育てた“手入れ不要”と言われるグランドカバーは次の通りです。

  • クラピア
  • ダイカンドラ
  • クリーピングタイム
  • アジュカ

植え付け時は根付くまで水やりを行いましたが、それ以降は基本的に水やりはせず完全にほったらかし栽培をしていました。

クラピアは非常に成長が速く、手入れせずに放置すると、ブロックを登ったり家の周りのスペースに侵入することがあります。

ブロックを登るクラピア
ブロックを登るクラピア
コンクリートの上に伸びるクラピア
コンクリートの上に伸びるクラピア

逆に、成育が悪い場所だとクラピアが密生していないため、雑草が生えやすくなります。その状態を放置すると更に雑草だらけになってしまうので、注意が必要です。

雑草だらけのクラピア
雑草だらけになったクラピア

クラピアを自宅で「7年間」育てていますが、今のところ“枯れることはない”です。

ただ、手入れをしないことで見た目が悪くなり、美しい庭を維持するのが難しくなるとも考えられます。

ダイカンドラは比較的手入れが簡単と言われていますが、それでも放置し続けるとトラブルが発生します。

たとえば、ダイカンドラは湿気の多い環境を好むため、過剰な水分が供給されると根腐れが起こりやすくなります。

枯れてきたダイカンドラ
枯れてきたダイカンドラ

また、クラピアと同じく手入れ不足が原因で雑草が生えやすくなり、ダイカンドラの美観が損なわれてしまうことも…。

雑草が生えたダイカンドラ
スカスカで雑草が生えたダイカンドラ

適切な手入れがないと、せっかくの緑の絨毯が荒れた状態になり、再生するのにも時間がかかるでしょう。

ダイカンドラ栽培は「3年」ですが、こちらもクラピア同様に元気でキレイに育っている訳ではないですが、放ったらかしでもとりあえず今のところ全てが枯れてしまうことはありません”。

クリーピングタイムは、香りが良くグランドカバーとして人気の植物です。

クリーピングタイム

手入れをほとんど必要としないと言われていますが、放置し過ぎると一部のエリアで密集しすぎてしまうことがあります。

これにより、風通しが悪くなり、病気や害虫による被害が出やすくなる恐れがあります。また、密集しすぎた部分には水が行き渡りにくくなり、全体の成長が阻害されることも考えられます。

我が家の場合は「2年目」で完全に“枯れてしまいました”

適度に剪定を行い、健康な状態を保つことがグランドカバーとしての魅力を長持ちさせる鍵でしょう。

アジュカもまた、丈夫で手入れがほとんど必要ないとされています。

アジュガ

しかし、全く手をかけないと、いつの間にか勢力を拡大し、他の植物を圧倒してしまうことがあります。このため、もともと生えていた植物が飲み込まれてしまい、庭全体のバランスを崩してしまうことがあります。

また、密集すると病気が蔓延しやすくなるため、時折の間引きや剪定が必要です。

アジュガも、我が家の場合は「1年目」で完全に“枯れてしまいました”

全く手入れをしないと、さすがに厳しいのでしょうか…。

植えられた場所の環境や土壌の状態によって、結果は大きく異なると思われます。そのままにしておくことで、逆に手間が増える可能性もあり、最悪の場合は枯れてしまいます。

なので、手入れ不要と言われるグランドカバーだとしても、適度な手入れを心がけることが大切です。

【グランドカバー】【放置した結果】
クラピア枯れない
ダイカンドラ枯れない
クリーピングタイム枯れた
アジュガ枯れた
我が家のグランドカバー成育状況

時折の注意深い観察や剪定が、グランドカバーを美しく健康に保つコツです。忙しい日々の中でも、少しの手間で庭をより魅力的にできることを知っておくことで、緑豊かな生活を楽しむ手助けになる事でしょう。

それでは、また!

クラピアやダイカンドラについての詳しい記事はコチラから▽

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