
イチゴはランナーから株分けして、どんどん増やせるってご存じですか?
今回は一般的な「ポット育苗→定植」という方法ではなく、畑に直接植え付ける自然農スタイルで挑戦しました。
しかも今回は、ちょっと実験要素を加えてみました。
よくないとされる“子株”もあえて植えてみる
通常、親株から最初に伸びた1番目の子株は、病気を引き継ぎやすく、成長が不安定になると言われています。
そのため、苗作りには2番目以降(孫株・ひ孫株)を使うのが一般的。

でも…
「本当にそんなにダメなの?」
という疑問がわいてきました。
リスクはあるかもしれませんが、実際の確率や影響はわからない…。
そこで今回は、あえて1番目の子株も畝に直接植えて、その後どうなるか観察してみることにしました。
株分けのやり方(自然農ほったらかし版)
- 親株から伸びたランナーの根元をハサミでカット
- そのまま新しい場所に植える
- 向きに注意(ランナーが伸びた方向の反対側に花や実がつくため、収穫しやすいように配置)
ポットで育苗する場合はピンで押さえて発根させますが、自然農のほったらかし栽培では、
すでに地面に接して勝手に根を張っていることが多いので、そのまま定植できます。

翌年の結果は…?
翌春、株分けした苗は1番子株も含めて元気に生長。
特に弱ったり病気になる様子もなく、しっかりランナーも伸ばしてくれました。
さらに2年目は株数が一気に増え、畑のイチゴゾーンがかなり広がりました。

まとめ
- 「よくない」と言われる1番子株でも、環境が合えば問題なく育つ
- ほったらかし栽培でもランナーさえあれば株数はどんどん増える
- 株分けは難しくないので、家庭菜園初心者にもおすすめ
この株分け実験が功を奏し、3年目には過去最高の収穫量を記録しました。
次の記事で、3年目のイチゴ栽培の様子を詳しく紹介しています。
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