人工芝は整地(下地)が命といわれる程仕上がりを大きく左右する大事な作業です。
『そんな、整地をしっかり行わないとどうなるの?』
そんな疑問を解消します。
整地しないとどうなる?
「百聞は一見にしかず」ということで、まずは整地しないで施工した人工芝の様子をご覧ください。
ひどすぎる…。
写真は2年前に敷いた人工芝の“現在の様子”です。
施工してある場所は裏庭の物置きなので、ぶっちゃけ見た目はどうでも良く、余っていた人工芝をとりあえず地面の上に置いただけでした。
それでも始めのうちはそれなりにキレイだったのですが、時間と共にドンドン凸凹になってしまいました。
表の庭の人工芝
次の写真は、自宅の表側の庭に敷いてある人工芝の様子です。
こちらは、施工してから「7年」ほど経過しています。この場所は素人なりに足の裏でよく踏みつけたり、板を使ってパンパン叩いたりして転圧しました。
裏庭のただ置いただけの人工芝と比べると断然キレイだと思います。
ただし、写真では分かりにくいですが、表側の人工芝もよく見ると凸凹の部分があったり、よく歩く場所は凹んできてしまっているのも事実です。
専用の道具を使わなかった事と下地材を人工芝に適したモノにせず、排水性の悪い土をそのまま作って施工したのが原因だと思われます。
下地の重要性
「2つ」の写真を見て分かる通り、人工芝を施工する上で、下地作りがかなり重要だと感じたと思います。
具体的に、下地作りをしっかり行わないと以下のような不具合が起きてしまいます。
それぞれ1つずつ詳しく見ていきましょう。
人工芝の表面が凸凹になってしまう
まずはしっかり整地をしておかないと、時間と共に人工芝の表面が凸凹になってしまう事です。
「転圧不足」と「水はけが悪い」事が原因です。
転圧不足
対策としては、地面を平らにする事はもちろんの事、“よく転圧する事”が大事です。
上記で紹介した通り、足で踏むだけでもそれなりの効果はありますが、それだけだと不十分で、やはり専用の道具を使ったり、さらには転圧機をレンタルすると最高ですね。
転圧が不十分だと、人が通ったり荷物を置く事によって地面が沈みやすくなってしまい、紹介した写真のように時間が経つと凸凹になってしまいます。
水はけが悪い
それと、水はけが悪い事も人工芝が凸凹になる原因です。水溜まりが出来たり、泥になって流れてしまったりすることでドンドン地面が平らではなくなってきてしまいます。
もしも、泥の上を歩いてしまったり、物が置いてあったりしたら、人工芝ごと凸凹になってしまうことは容易に想像が出来ると思います。
雑草が生えやすくなる
下地をしっかり作って防草シートを敷いていれば、基本はそんなに雑草は生えてきません。
しかし、今回のケースはあまりにも凸凹になり過ぎて、へこんだ部分に土が溜まってしまい、そこから雑草が生えている感じです。
写真を見て、いかに整地(下地作り)が大事なのか分かりましたでしょうか?
最後に
さすがに庭に人工芝を施工するのに、ここまでテキトーにやる人はいないと思いますが、1つの事例として紹介させてもらいました。
『下地なんて人工芝を敷いてしまえば見えなくなるからいい』と思われがちですが、下地がしっかりできていないと、時間がたつにつれて地面が凸凹になり、人工芝がくぼんでしまったり、雑草が生えてきたりします。
長くキレイに人工芝を保つためにも、下地作りは気を抜かずしっかりと施工しましょう。
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