「クラピアって水やりしなくても育つの?」
「ほったらかしでも緑の庭を保てる?」
そんな疑問を持つ方に向けて、実際に“水やりしないで育てたクラピア”の様子を紹介します。
結論から言うと──条件によっては元気に育つこともありますが、完全放置だと枯れるリスクもあります。
クラピアは「乾燥に強い」けれど「無敵」ではない

クラピアは芝生よりも耐乾性があり、多少の乾燥には耐えられます。
しかし、真夏にまったく水やりをしない状態が10日以上続くと、枯れる危険性が高くなります。
「ほったらかしでOK」と紹介されることもありますが、あくまでそれは環境が整っている場合のみ。
実際に私の庭では、同じ日に植えたクラピアでも、場所によって元気な株と枯れた株がはっきり分かれました。
水やりしなかった結果①|葉が黄色くなり、やがて茶色に…
7月下旬、水やりを一切せずに放置していたクラピアの様子がこちら。

最初は少し葉が黄色くなる程度でしたが、その後どんどん茶色くなり、完全に枯れてしまいました。

昨年は同じような条件でも元気に育ったため、「今年も大丈夫だろう」と思って放置したのが失敗でした。
どうやら、“乾燥に強い”といっても限界はあるようです。
水やりしなかった結果②|元気に育つ場所もある
一方で、同じ日に撮った別の場所のクラピアは、花を咲かせて元気いっぱい。

こちらも一度も水やりをしていません。
違うのは「土壌」と「地形」だけ。
同じ庭でも、水持ちの良い土壌では自然の雨だけで十分生育できるようです。
※ちなみに今年は「草刈り」すらしていません。
まさに“ぐうたら栽培”の極みです(笑)
枯れる・育つを分けたのは「土壌の保水性」
同じクラピアK7でも、結果が分かれた最大の理由は土壌環境の違いです。
乾きやすい砂っぽい土ではすぐに水不足になりますが、
保水性のある土なら、雨の水分をしっかりキープできるため、ほったらかしでも元気に育ちます。
クラピアは根が深く伸びる植物で、理想的な環境なら根は1m以上に伸びると言われています。
しかし、私の庭では根の長さが長いもので20cmほどしかなく、乾燥に耐えきれなかったようです。

地中に深く根を張れる土=ほったらかしでも強いクラピアに育つ!
ほったらかしでもクラピアを枯らさないコツ
完全放置でクラピアを枯らさないためには、次のポイントを意識しておくと安心です。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 土づくり | 腐葉土や堆肥を混ぜて保水性を高める |
| 植え付け直後 | 根付くまでの2〜3週間は水やり必須 |
| 夏場 | 雨が10日以上ないときは1回だけでも水やりを |
| 秋以降 | 基本は自然の雨任せでOK |
つまり、“手間を最小限にしたい人”でも、最初の土づくりと根付くまでの水やりだけは必要ということですね。
まとめ|クラピアは「ほったらかしでも育つ」けれど環境次第
クラピアは他のグランドカバーに比べて水やりの手間が圧倒的に少ない植物です。
ただし、「まったくの放置」で長く維持できるかどうかは土壌の質と天候次第。
- 日当たりがよく
- 保水性のある土壌で
- 根がしっかり張っている
この3条件がそろえば、ほったらかしでも驚くほど元気に育ちます。
逆に、乾きやすい砂地では、10日以上雨がないとあっという間に枯れてしまいます。
「ほったらかしでも緑が続く庭を作りたい」なら、植える前の土づくりが勝負です。
【おすすめ品種】手間を減らすならK7
クラピアの中でもオススメは「K7」。
花が少なく草丈が低いので、刈り込みや手入れの頻度を減らしたい人にぴったりです。
詳しくは⇒クラピアの種類はどれが最適?全品種の特徴と選び方を徹底解説
👉 オススメ販売店は : クラピアの販売店を徹底比較!オススメの購入先はここ!


コメント