「クラピア」と「ダイカンドラ」を混植したらどうなる?3年目の結果レポート

クラピアは成長が早く、踏み圧にも強いことから芝生代替として人気の高いグランドカバーです。
一方、ダイカンドラは丸い小さな葉がかわいらしく、柔らかい質感の緑のカーペットを作れるのが特徴。

この2つを同じスペースに植えたらどうなるのか?
「共生できるのでは?」と考えて実験的に植えてみて、3年目を迎えた現在の様子を紹介します。

植栽環境

  • 肥料なし
  • 粘土質の土壌
  • 自宅の北側(=日当たりが悪い)

けっして理想的な条件ではありませんが、この環境でクラピアとダイカンドラを育ててみました。

クラピアとダイカンドラの混植の様子

混植してみると、場所によって生育に差が大きく出ました。

良く育っている箇所

クラピアは地面を低く緻密に覆い、その隙間からダイカンドラが細い茎を伸ばして上に広がっていました。

  • クラピア → 地表をびっしり覆って雑草を抑制
  • ダイカンドラ → その上に重なるように生え、さらに緑の層をプラス
クラピアとダイカンドラの混植
クラピアとダイカンドラの混植

ダブルのグランドカバー効果で「雑草が生えにくい理想的な状態」になった部分もありました。


手入れの難しさ

しかし喜んだのも束の間、管理方法の違いに悩まされました。

  • クラピア → 刈り込みや踏圧で密に育つ
  • ダイカンドラ → 刈り込み不要、踏圧に弱い

クラピア向けの管理をすればダイカンドラが傷み、逆にダイカンドラを優先すればクラピアの密度が下がる…。
結果として「両立はなかなか難しい」と感じました。

クラピア単体の様子

別の場所ではクラピアだけを植えてみましたが、日当たりの悪さと水はけの悪さが影響してか、成長はイマイチ。

クラピア
クラピア

やはりクラピアには「日当たり良好・水はけの良い土壌」が必要だと再認識しました。

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ダイカンドラ単体の様子

「日陰でも育つ」と言われるダイカンドラですが、今回の環境では思ったほど広がりませんでした。

ダイカンドラ
ダイカンドラ

粘土質で水はけの悪い土壌は、やはり苦手のようです。

それと、乾燥に強いクラピアに合わせて水やりをしていなかった事も、大きな要因の1つといえるでしょう。

まとめ:クラピアとダイカンドラ混植はアリ?ナシ?

  • 混植は一見うまくいっている場所もある
  • しかし管理方法が真逆なので、長期的にはおすすめしにくい
  • 環境によっては両方とも育ちが悪くなる

唯一、最初に紹介した「奇跡的に両方が共生できている部分」だけが理想的でした。

クラピアとダイカンドラ

ただし、現時点では「混植は難しい」というのが正直な感想です。
手入れを最小限にした状態で今後どう変化するのか、もう少し観察を続けてみたいと思います。


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