クラピア栽培歴7年の私が、もっとも頭を悩ませた害虫がコガネムシの幼虫です。
「最近クラピアの一部が枯れてきた…」「成長が止まった…」という方は、もしかするとコガネムシの幼虫被害かもしれません。
この記事では、実際に私が経験した被害の様子と、効果的だった駆除方法(オルトランDX)を詳しく紹介します。
コガネムシの幼虫被害|クラピアが枯れる原因になる
ある雨の日、庭を見ると地面に小さな穴がたくさん…。

気になって割りばしで掘り返してみると、出てきたのはコガネムシの幼虫。

掘るたびに2〜3匹ずつ、最終的に100匹くらい出てきました。

しかもその周辺は、クラピアが全く育たず、むしろ枯れた状態…。

コガネムシの幼虫は、クラピアの根を食害するため、被害が広がると一面がスカスカになります。
クラピアが急に枯れたときのチェックポイント
・土の表面に小さな穴がある
・一部だけ枯れ込んでいる
・掘ると白い幼虫が出てくる
→ これらが当てはまれば、コガネムシ幼虫の可能性大!
駆除を決意|安全に薬剤を使うための準備
今までは子どもが小さいこともあり薬剤は避けていましたが、被害がひどくなったためついに駆除を決意。
「子どもが近づかないようにする」「撒いた日は外遊びを控える」など、家族にも注意して薬剤を使うことにしました。
コガネムシ幼虫に効果的な薬剤3選
調べてわかったのは、コガネムシの幼虫には浸透移行性殺虫剤が効果的ということ。
代表的なのは次の3つです。
| 薬剤 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| オルトランDX | 土に撒くだけ。根から吸収され植物全体を守る。予防効果は約1か月。 | 手軽にまきたい人、クラピアのような地被植物におすすめ |
| スミチオン乳剤 | 希釈して散布。葉にかけると接触・食毒で効果。 | ピンポイントで葉の害虫を狙いたい人 |
| ダイアジノン粒剤 | 土に混ぜて使うタイプ。土中の害虫に強力。 | 花壇や家庭菜園など、土を掘り返せる環境向け |
実際に使用したのは「オルトランDX」
私が選んだのはオルトランDX粒剤。
理由は「撒くだけでOK」という手軽さと、クラピアのように広がる植物でも均一に効果が出やすい点です。

効果的な散布時期
コガネムシは8月下旬〜9月上旬に卵がかえり、幼虫が活動を始めます。
この時期に撒くと小さい幼虫に効きやすく、被害を最小限にできます。
私の庭では8月上旬から被害が出ていたため、8月28日に散布。
さらに、幼虫は冬になると土の深くにもぐり、翌春4〜5月にサナギになるため、3月下旬に再散布する予定です。
実際の効果|数時間で幼虫が動かなくなった
オルトランDXを撒いて数時間後、庭を見に行くとあちこちで幼虫がもがいていました…。

翌日にはほぼ見かけなくなり、枯れていたクラピアも少しずつ復活してきました。
ポイント
・オルトランDXは即効性あり
・効果は約1か月続く
・毎年8〜9月+春先の年2回散布がおすすめ
まとめ|クラピアを守るなら早めの対策を
- コガネムシ幼虫はクラピアの根を食べて枯らす
- 穴や枯れ込みを見つけたら掘って確認
- 早期にオルトランDXを撒けば被害は最小限にできる
クラピアは放置でも育つ強い植物ですが、コガネムシだけは別問題。
「最近クラピアの調子が悪い…」という方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
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