クラピアを7年間育ててきましたが、ある年を境に突然クラピアの元気がなくなりました。
これまで勢いよく伸びていたクラピアが、1年経っても広がらない…。
原因を調べていくうちに見えてきたのは、「水はけの悪い土壌」でした。
この記事では、クラピアが育たない原因の中でも特に“水はけ”に焦点をあてて、改善方法を実体験をもとに紹介します。
これから植える方も、すでに育てている方も、ぜひチェックしてみてください。
なぜクラピアが元気をなくしたのか?
7年間の栽培で初めて、「今年は成長しないな」と感じました。
それまではブロックをよじ登るほどの勢いで伸び、砂利の上にも平気で広がっていたのに、
ある年を境に、クラピアの生長スピードが明らかに落ちたのです。

1年間かけても埋まらない隙間
以前コガネムシの幼虫に食害された箇所(約1㎡)を、クラピアの再生力なら1シーズンで覆うと思っていました。
ところが、翌年になってもその隙間が埋まらないほど、クラピアは“ひ弱”に。

肥料も与え、日照も十分、水やりも控えめだったのに、なぜ?
そう考えていくうちにたどり着いたのが、「水はけの悪い土壌」でした。
クラピアが育たない原因を整理すると?
クラピアが元気をなくす主な原因は以下の5つです。
- 肥料不足
- 水のやりすぎ
- 水はけの悪い土壌
- 日照不足
- 気温の低下
このうち我が家で該当していたのが、「③ 水はけの悪い土壌」でした。
つまり、見えない根の環境が悪化していたのです。
理想のクラピア土壌とは?
クラピアにとって理想の土は、排水性と保水性のバランスがとれた土壌です。
つまり、雨が降っても水が溜まらず、乾きすぎずに程よく湿る状態。
排水性が悪いと起きること
- 根が呼吸できずに酸欠状態になる
- 根腐れを起こして成長が止まる
- 肥料を吸収できず、葉が黄色くなる
クラピアは根の張りが命です。
排水性が悪いと、いくら肥料や日当たりが良くても育ちません。
水はけを改善するには?
もし植え付け前なら、土壌改良をしっかりしておくことが重要です。
粘土質の重たい土なら、川砂や腐葉土を混ぜて「空気の通り道」をつくりましょう。
粘土質の場合の改良例
- 表層15cmに対して20%ほどの川砂を混ぜる
- 腐葉土を混ぜて団粒構造を作る
- 軽く傾斜をつけて水を逃がす
クラピア公式サイトでも次のように注意されています。
経年のうちに土が締まっていきますので、初年度に広がっても年々生育が悪くなることもあります。
(引用:https://kurapiajapan.com/pre/soil/)
まさに、7年目にしてこの現象を実感しました。
すでに植えてある場合の応急処置
「今さら掘り返せない…」という方も多いですよね。
私も同じでした。そこで、現状のままでできる水はけ改善を試しました。
電動ドリルで通気穴を開ける
ローンパンチがあれば理想ですが、なかったので電動ドリルで代用。
地面に穴を開けることで、空気と水の通り道を作ります。

【手順】
- ①ドリルで10~15cmほどの穴を等間隔で開ける

- ②穴の上から砂をまく(排水改善用)

- 雨や散水で砂をなじませる
見た目は少し荒っぽいですが、これだけでも根の環境がかなり変わります。
今後のために覚えておきたいポイント
クラピアを元気に保つためには、植える前の土づくりが最も大切です。
あとから直そうとすると大掛かりになるので、初期の段階でしっかり整えるのがベスト。
育ちやすい環境づくりのチェックリスト
- 雨が降った後、30分以上水が残らない
- 粘土質なら砂を2割ほど混ぜる
- 砂質なら腐葉土などを加えて保水性を補う
- ローンパンチなどで定期的に通気を確保する
まとめ | クラピアが育たないときは“根の環境”を見直そう
クラピアは肥料や日照だけでなく、土の通気性・排水性が成長のカギを握っています。
表面がきれいでも、根が苦しければ成長は止まります。
植え付け前の土壌改良、そして定期的なメンテナンスを行うことで、
クラピアは本来の力を発揮し、再び勢いよく広がってくれます。
これからクラピアを植える方は、最初の「土づくり」に時間をかけるのがおすすめです。
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