クラピアは比較的新しい植物で“成長の早さ”と“低メンテナンス”が特徴のグランドカバーです。
しかし、その“成長の早さ”は、使用する土の種類によって大きく異なることがわかっています。
そこで実際に、土の種類がクラピアの成育にどのくらい重要なのか、タイプの違う“3種類”の土に植えてみて、成育の差を見ていきたいと思います。
3種類の土に植えてみた
今回、クラピアを植えた土の種類は下記の3種類です。
▽詳しくはコチラから▽
クラピアを植える土はどのくらい大事?3種類の土に植え替えて実験してみた。【パート①】
植えつけ当日
左から「真砂土」「山土」「雑草堆肥」の順です。
1週間後
2週間後
「雑草堆肥」に植えてあるクラピアがかなり成長しています。(赤枠の部分)
3週間後
1ヶ月後
結果発表~~!!
今回は、クラピアの成育を比較するために、「真砂土」「山土」「堆肥」という3つの異なる土質で実験を行いました。
1番生育が良かったのが「雑草堆肥」、次いで「山土」「真砂土」の順番でした。
真砂土
真砂土は排水性が高い一方で、保水性に欠けるため水はけは良いものの乾燥しやすい事が特徴です。
栄養も少ないためか、真砂土が1番生育が悪かったです。
しかし、意外にも根の張りは悪くありませんでした↓↓
土壌改良するには、土に有機物を加えて 保水性を向上させることです。ホームセンターなどで売っている園芸用の土でOKです。
山土
山土は粘土質で保水性が高く、乾燥に強いですが、水はけが悪いため雨の多い時期には過剰な水分で根腐れするリスクがあります。
踏まれるような場所では固まりやすいため、あまりグランドカバー用の土としては向いていませんが、生育具合は意外にも悪くありませんでした。
ただし、根の張りは1番悪いように見えます↓↓
山土を土壌改善するには、排水性を向上するために砂を混ぜるのがおすすめ。こちらもホームセンターなどで売っているる「川砂」で十分です。
雑草堆肥
雑草堆肥は有機物が豊富で、保水性と排水性のバランスが取れており、この中ではクラピアの成長に最も適しています。
なので、雑草堆肥が1番元気に生育していました。
根の張りかたも1番よかったです↓↓
それぞれの土の特性を理解し、適切な管理を行うことがクラピアの成長には不可欠です。
最後に
クラピアを健康に育てるためには、土の状態が非常に重要です。
オススメの土は、「排水性」と「保水性」のバランスが取れていることがポイントです。
それに基づいて比較した結果、堆肥を含む土が最もクラピアの成長に適していると判断できました。確実にクラピアが成長し、美しい緑の庭を維持するためには、土作りからこだわることが1番重要だという事です。
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