「スーパーのジャガイモを畑に植えたらどうなるの?」
私も気になって、芽が出てしまった食用ジャガイモを実際に植えてみました。
すると…案の定、モザイク病 にかかってしまったんです。
一方で、同じ畑に植えた「種芋」の方は元気に育ち、ここまで違うのかと驚きました。

今回はその体験をもとに、モザイク病の症状や原因、そして防ぐための対策についてご紹介します。
モザイク病にかかったジャガイモの症状
モザイク病はジャガイモによくあるウイルス病のひとつです。
実際にかかってしまった株は、こんな様子になりました。

- 葉にモザイク状の模様(濃淡のあるまだら模様)が出る
- 黒褐色の斑点ができる
- 健康な株に比べて生育が悪い
- 芋自体も小さく、収穫量が極端に少ない
食べられるとは言われていますが、そもそも小さすぎて食用になるレベルではありませんでした…。
なぜモザイク病になったのか?
原因はシンプルで、食用のジャガイモを植えてしまったから です。
- 食用ジャガイモ → 病害虫対策の消毒がされていない
- 種芋 → 農林水産省の検査に合格、ウイルス検査も済んでいる
つまり、スーパーで売られているジャガイモには「モザイク病のウイルス」が含まれている可能性があるのです。
芽が出ていたから「捨てるのはもったいない」と思って植えたのが失敗の原因でした…。
モザイク病の対策
一度ウイルス病に感染した株は、薬剤で治すことはできません。
そのため対策は以下の通りになります。
- 発病した株はすぐに抜き取り、焼却処分
→ 放置すると他の株にどんどん広がります。 - 種芋を使う
→ 市販の種芋はモザイク病の検査済み。感染リスクが大幅に下がります。 - 周囲への配慮
→ 特に貸し農園などでは周りの人の畑に病気を広げないよう、細心の注意が必要です。
関連記事:スーパーのジャガイモを植えてみた|種芋との違いとリスクを徹底解説
結論:食用ジャガイモは植えない方が無難
今回の経験から言えるのは、やはり ジャガイモを育てるなら「種芋」を買った方が安心 ということです。
- 食用ジャガイモは芽が出ても植えない(早めに食べきる)
- 栽培するなら必ず「種芋」を購入する
考えてみれば当たり前の話ですよね。もしスーパーのジャガイモで問題なく育つなら、わざわざ種芋を販売する必要はないはずです。
もちろん運が良ければ育つ場合もあるでしょう。
でも、リスクを背負ってまで食用ジャガイモを植える必要はない、と私は実体験から強く感じました。
ジャガイモを育てたい方は、ぜひ最初から「種芋」を選んでくださいね。
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