
去年収穫したサツマイモから自分で苗を作れば、ホームセンターで苗を買う必要がありません。
しかも「水耕栽培」なら準備も簡単!土もいらず、キッチンや窓辺で手軽に始められます。
この記事では、私が実際に水耕栽培でサツマイモの苗を作った体験を、失敗も含めて詳しく紹介します。
「自給自足を目指したい」「苗代を節約したい」という方はぜひ参考にしてください。
苗作りの時期
苗ができるまでに約2か月かかります。
例えば、ゴールデンウィークに植え付けたいなら、3月上旬から苗作りをスタートしましょう。
- 苗が育ち切るまで:約2か月
- 切り苗を再生するまで:約1週間
遅く始めると苗の本数が足りなくなるので、遅くとも3月末までには開始するのがおすすめです。
水耕栽培のやり方
やり方はとてもシンプルです。
- サツマイモを水に浸ける
- 毎日水を交換する
- 芽が出るのを待つ
容器はコップやジャムの空き瓶などでOK。
ただし水を替え忘れると腐りやすいので注意!
(私は最長5日間変えなかったことがあり、葉っぱが何枚か枯れました…)
一般的に言われる注意点(私はやらなかった)
水耕栽培の成功率を上げる方法として、
- 殺菌処理(48℃のお湯に40分浸ける)
- 温度管理(25〜30℃を維持)
が推奨されています。
ただ、ズボラな私はどちらもやりませんでした(笑)
部屋の片隅に置いておくだけでも、ちゃんと芽は出ました。
成長記録
【3月1日】
水の付け方を3パターン試してスタート。

【3月7日】
つまようじで固定したサツマイモから根が出てきました。他の2つはまだ変化なし。

【3月20日】
根が出たイモから芽も出てきました!他の2つはまだ変化なし。

【4月13日】
断面を水に浸けたサツマイモからもようやく根が出ました。

発芽スイッチが入るのに時間がかかるんですね。殺菌処理をしていたらもっと早かったかも。
【5月4日】
2つは順調に成長。

しかし残り1つは芽も根も出ず、ここで諦めました。
【5月15日】
徒長している苗を発見!苗がひょろ長いのはNGです…。

徒長の原因
徒長(茎がひょろひょろ伸びること)の原因は次の6つ。
- 日照不足
- 高温
- 加湿
- 風通しの悪さ
- 密植
- 窒素過多
今回のケースは「日照不足」と「風通しの悪さ」が原因っぽいです。
他のイモは同じ条件で徒長しなかったので、個体差の可能性もあります。
【5月21日】
育った苗は切ってビンに入れ、水に1週間浸けて発根させると植え付け後に枯れにくいです。

長さ20cm、節が7つくらいが理想的な苗といわれています。

まとめ
- 3個中2個が成功(1つは徒長)
- 殺菌処理や温度管理をしなくても芽は出る
- 日照と風通しに注意すると徒長を防げる
あとはこの自家製苗でどれだけ収穫できるかが楽しみ!
「苗代を節約したい」「自給自足に挑戦したい」という方は、ぜひ試してみてください。
【ポイント】
- 苗作りは3月上旬スタートがベスト
- 水交換は毎日(最低2日に1回)
- 日当たりと風通しを意識して徒長を防ぐ
これだけ押さえれば、初心者でも成功率がグッと上がります。
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