さやえんどうの栽培記録#2【活着編】|自然農で育つ苗と水やり不要の理由

さやえんどうの苗を植えてから約2週間。
無事に活着(根づき)してくれたようです。
今回はその経過と、自然農ならではの「水やり不要」の理由についてお話しします。

前回の記事はこちら⇒【自然農 初心者の栽培記録】さやえんどうの定植編

活着までの不安と土の状態

今年の夏、この畝では慣行農法でゴーヤを育てていました。
そのため、肥料成分や土の状態がどうなっているのかは未知数。
さらに、初めてのさやえんどう栽培ということで不安は募るばかりでした。

それでも――しっかり根づいてくれた苗。

ひとまず第一関門は突破です。

冬越し前の生育バランス

もうひとつ気になるのは「冬越し前の苗の大きさ」。
苗が大きくなりすぎると寒さに耐える力が落ち、枯れてしまう場合があるといいます。

今のサイズは果たして適正なのか…
自然農初心者の私にはまだ判断がつきません。

水やり不要?自然農の不思議

我が家の畑は、砂のようにサラサラで、保水性があるとは思えない土。

畑の土

この2週間で雨は一度だけ。植え付け時に一度水やりしただけなのに、苗は元気です。

小学校の理科では「植物には水が必要」と習ったはずなのに――なぜ?

考えられる理由は二つ。

  1. 草マルチ効果で乾燥を防いでいる
  2. 自然農の根の深さ理論
    • 雨水は地中深くに浸透
    • 野菜はそれを求めて根を下へ下へと伸ばす
    • 表面が乾いていても地下水分で生きられる「ど根性野菜」に育つ

この理屈なら納得です。

慣行農法から自然農へ

昨年まで行っていた慣行農法は、

  • 石灰を入れて耕す
  • 堆肥を入れて耕す
  • 追肥を行う
    …と作業が多く、正直覚えきれず挫折。

その後出会ったのが「自然農」。
「自然の力を最大限に、人の力は最小限に」をモットーに、独学で実践しています。

自然とは何か

自然農の提唱者・川口由一さんは、自然を

自ずから然らしむる(おのずからしかるしむる)
と定義しました。

私なりの解釈は、

自ずは全然仕事しない(おのずはぜんぜんしごとしない)

人の手を最小限に抑え、自然に任せて作物を育てる――
それが私の理想です。

まとめ|自然農は「待つ農」

さやえんどうが無事に活着した今、次の課題は冬越しです。
自然農は手間を省く農法ではありますが、同時に観察と待つ姿勢が求められます。

次回は、冬越し前の生育の様子をお届けします。

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