さやえんどうの苗を植えてから約2週間。
無事に活着(根づき)してくれたようです。
今回はその経過と、自然農ならではの「水やり不要」の理由についてお話しします。
前回の記事はこちら⇒【自然農 初心者の栽培記録】さやえんどうの定植編
活着までの不安と土の状態
今年の夏、この畝では慣行農法でゴーヤを育てていました。
そのため、肥料成分や土の状態がどうなっているのかは未知数。
さらに、初めてのさやえんどう栽培ということで不安は募るばかりでした。
それでも――しっかり根づいてくれた苗。

ひとまず第一関門は突破です。
冬越し前の生育バランス
もうひとつ気になるのは「冬越し前の苗の大きさ」。
苗が大きくなりすぎると寒さに耐える力が落ち、枯れてしまう場合があるといいます。
今のサイズは果たして適正なのか…
自然農初心者の私にはまだ判断がつきません。
水やり不要?自然農の不思議
我が家の畑は、砂のようにサラサラで、保水性があるとは思えない土。

この2週間で雨は一度だけ。植え付け時に一度水やりしただけなのに、苗は元気です。
小学校の理科では「植物には水が必要」と習ったはずなのに――なぜ?
考えられる理由は二つ。
- 草マルチ効果で乾燥を防いでいる
- 自然農の根の深さ理論
- 雨水は地中深くに浸透
- 野菜はそれを求めて根を下へ下へと伸ばす
- 表面が乾いていても地下水分で生きられる「ど根性野菜」に育つ
この理屈なら納得です。
慣行農法から自然農へ
昨年まで行っていた慣行農法は、
- 石灰を入れて耕す
- 堆肥を入れて耕す
- 追肥を行う
…と作業が多く、正直覚えきれず挫折。
その後出会ったのが「自然農」。
「自然の力を最大限に、人の力は最小限に」をモットーに、独学で実践しています。
自然とは何か
自然農の提唱者・川口由一さんは、自然を
自ずから然らしむる(おのずからしかるしむる)
と定義しました。
リンク
私なりの解釈は、
自ずは全然仕事しない(おのずはぜんぜんしごとしない)
人の手を最小限に抑え、自然に任せて作物を育てる――
それが私の理想です。
まとめ|自然農は「待つ農」
さやえんどうが無事に活着した今、次の課題は冬越しです。
自然農は手間を省く農法ではありますが、同時に観察と待つ姿勢が求められます。
次回は、冬越し前の生育の様子をお届けします。
コメント