コガネムシ幼虫の駆除【クラピア栽培記録】

クラピア栽培6年目になりますが、頭を悩ませてきたのが、コガネムシの幼虫による被害でした。

今回は、そんなコガネムシの幼虫の駆除方法を紹介したいと思います。

穴の中にいたのは…?

ある雨の日の後の事です。

何気なく地面を見てみると、穴がたくさん開いてる事に気が付きました。

いつもならスルーしていたところですが、なぜかこの日は気になって、穴を掘り返してみることにしました。

穴の中にいたのは、「コガネムシの幼虫」でした…。

※食べません

割りばしを使っているのは、クラピアのスキマをぬいながら掘り返すのにちょうど良かったからです。

割りばしで一回掘るごとに毎回2匹くらいは出てきました…。

写真を見て分かる通り、掘ってる辺りは、クラピアはほとんど生えていません。

成育旺盛なクラピアなのに、コガネムシの幼虫のせいで、1ヶ月たっても全然成長してくれませんでした。(成長しないというよりむしろ枯れていました…)

クラピアが枯れている赤枠の部分を割りばしで掘り返してみたところ、100匹くらいコガネムシの幼虫が出てきました…!

グロかったのでボカシ入れときました…

一ヵ所でこの数が出てくるなんて、庭全体でどれだけコガネムシの幼虫が潜んでいることやら…。

想像するだけでゾッとするわ… 

反撃ののろしを上げる

今までコガネムシの幼虫に気付いていないわけではない。ただ、子供が小さかったので薬剤を使いたくなかったこともあり、今まで放置してきたのである。

しかし、ついに反撃に転ずる時がきた!

子供も気付けば4歳を迎え、お話しが分かるようになってきました。

子供の成長は早いなぁ…

なので子供には近づかないように言い聞かせ、ついに「薬剤」を解禁することにしました!

薬剤の考案

何がいいか調べてみたところ、コガネムシの幼虫には「浸透移行性」がいいようです。

「浸透移行性」···根や葉が殺虫剤を吸収し、植物全体に殺虫作用をもたらす薬剤のことです。

そして、コガネムシの幼虫に使われている人気の薬剤は下記の3点だということがわかりました。

・オルトランDX
・スミチオン乳剤
・ダイアジノン粒材

それでは1つずつ特徴を詳しく見ていき、どれにするか決めていきたいと思います!

オルトランDX

土の上からばらまくだけで植物に吸収され、植物全体を害虫から守る。予防的効果が約1ヵ月続きます。

スミチオン乳剤

害虫が薬剤に接触すること・薬剤の付着した植物を食べることによって効果を発揮します。

ダイアジノン

土に混ぜこむタイプ。接触効果だけでなく、殺虫効果が土の中に広がって効果的に害虫を退治します。

使用した薬剤

上記3点の中から、今回使用した薬剤は『オルトランDX』です。

選んだ理由は消去方で、「スミチオン乳剤」は希釈するタイプだったので面倒くさかったことと、「ダイアジノン」は土に混ぜるタイプなのでクラピアに使うのは困難だったからです。

オルトランDXを撒いた様子

オルトランDXを撒く時期

コガネムシの卵は8月の終わりごろ、涼しくなってきたころに次々と孵化します。

幼虫が小さいうちが1番効果があるので、9月上旬に撒くのが1番効果的です。

↑↑と説明がありましたが、うちの場合は8月上旬あたりから、コガネムシの幼虫被害にあってるような気がします..。

なので、今回はすでに大量に発生していたため、【8月28日】に撒きました。

その後コガネムシの幼虫は寒くなるにつれ地中深くもぐるようになります。

そして暖かくなってくると活発に動きだし、4月~5月にサナギになります。

なので、その前の【3月下旬】辺りに『オルトランDX』をもう一度撒く予定です。

これでコガネムシの幼虫に対抗していこうと思います。

オルトランDXの効果

『オルトランDX』を撒いて数時間後に様子を見に行くと、すでに薬剤の効果が現れていてビックリしました。

植物が吸収して、その植物を食べて効果を発揮するのかと思っていたけど、撒いて2時間ほどで至るところでコガネムシの幼虫たちがもがき苦しんでいました。

こんな即効性があるとは!!

なので「オルトランDX」の効果は絶大なようです!

コガネムシの幼虫もいなくなり、これからクラピアの巻き返しに大いに期待したいと思います。

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