前回の記事:さやえんどうの栽培記録 #3【トラブル編】|自然農で根切り虫に悩む私の本音と対策
これまでの奮闘と被害の様子はこちらから読めます。
悲報 — わずか1本の希望も枯れる
「…さやえんどうが枯れました。」

前回、苗が何者かに切られるという衝撃の事件で、残りはたった1本になった私のサヤエンドウ。
その唯一の希望も、ある日から葉が少しずつ黄色くなり、茎のハリも失われ、最終的には静かに息を引き取るように枯れてしまいました。
頭の中で、ある上司の言葉が響きます。
「ミスは仕方がない。その後どうするかが大事だ。」
せめて原因を突き止め、この子たちの無念を晴らさなければ。
枯れる原因を徹底分析

Google先生によると、さやえんどうが枯れる主な原因は以下の6つ。
- 連作障害
- 酸性土
- 病害虫
- 冷害
- 霜柱
- 風に煽られる
私の環境に当てはまりそうなのは…
3. 病害虫、5. 霜柱、6. 風に煽られるの3つ。
さらに、前回の記事で苗が切られていたことを思い出すと、犯人像がはっきりしました。
—— ネキリムシ。
『お義父さん、疑ってすみませんでしたm(_ _)m』
自然農でできるネキリムシ対策
薬剤を使えば一発で解決できることは知っています。
慣行農法時代は、実際にそうしていました。
正直…その誘惑は、今も心の奥底にあります。
でも、自然農をやると決めた以上、私は使わない。
だからこそ、他の方法で立ち向かいます。
1. 捕殺
被害を受けた株のまわりの土を数cm掘るだけで見つかることがあります。
見つけたら、心を鬼にして駆除。
補足:作業中に使う軍手やガーデングローブは必須です。
2. 米ぬかトラップ
株元に一握りの米ぬかを置くと、ネキリムシが食べて腹痛で動かなくなると言われています。
盛り塩のように配置し、定期的に補充するのがポイント。
3. その他の環境対策
- 霜柱対策 → 踏み固めて崩す。
- 風対策 → 支柱やネットで揺れを軽減。
葛藤を乗り越える選択
薬剤を使えば、たぶん一晩で解決します。
だけど、自然農を続けると決めた以上、私は「虫も自然の一部」として向き合う道を選びます。
ただ…心の奥で、あの即効性の誘惑が消える日は、きっとまだ先でしょう。
実際に使える自然派園芸アイテム
自然農を続けながらネキリムシ対策をするなら、こんなアイテムがおすすめです。
- 米ぬか— ネキリムシ対策&土壌改良に。
- ガーデングローブ — 捕殺作業で手を守る必需品。
まとめ — 失敗を次の年へ
- 枯れた原因はネキリムシが有力。
- 薬剤は使わず、捕殺・米ぬか・支柱で対策。
- 心の奥では薬剤の誘惑と戦いつつ、自然農の道を進む。
今年は収穫ゼロ・栽培期間2ヶ月で終了という結果でしたが、来年こそは収穫の喜びを味わいたいと思います。
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