
クラピアは、平均気温が10℃を下回る頃から紅葉し始めるといわれています。
しかし実際には、植える場所や環境によって紅葉の進み方はまったく違うんです。
この記事では、千葉県でクラピアを7年育てている私の庭を例に、「紅葉しやすい場所」「紅葉しにくい場所」の特徴を詳しく紹介します。
クラピアが紅葉する条件とは?
クラピアの紅葉は「寒さ」だけでなく、以下のような要素も影響します。
- 日照時間(太陽の当たる時間)
- 風の当たり方
- 地温(地面の温かさ)
- 土質(水はけや保温性)
つまり、同じ庭の中でも植える位置によって紅葉の進み具合が変わるんです。
南側のクラピア|紅葉が進みやすい場所
まずは、我が家の南側の庭に植えたクラピア。

撮影日は12月24日のクリスマス・イブ。世の中は賑やかですが、私は紅葉チェックに夢中です…。
写真のように、緑が少し残っているものの、ほとんどが赤~ピンク色に紅葉しています。
南側は日当たりが良く地温も上がりやすい反面、風通しが良すぎることで冷え込みが早く、紅葉が進みやすい傾向があります。
砂利の上のクラピア|ピンク色になりやすい
砂利の上に植えたクラピアは、南側よりもさらに早く紅葉しました。

砂利は熱が逃げやすく、地温が低下しやすいため、冷え込みが早く紅葉が進みやすいようです。
毎年観察していますが、砂利の上のクラピアは他の場所よりもピンクが強い色味になります。
これは、地温の低下と反射光の影響によるものと思われます。
関連記事 : 【検証】クラピアは砂利の上でも育つ?その理由と注意点
北側のクラピア|紅葉というより枯れ気味に…
北側に植えたクラピアは、他と比べて状態が一番悪いです。

日当たりが悪く、常に地温が低いため、紅葉というより枯れたような茶色になります。
また、我が家の北側は水はけも悪く、湿った状態が続くため、根の成長も弱くなりがち。
クラピアは乾燥には強いですが、過湿に弱いため、北側では紅葉よりも“衰退”が目立つ印象です。
まだ紅葉していない場所もある
一方で、年末になってもまだ紅葉していない場所もあります。
- ブロックの近く
- 花壇の中
- 芝生に埋もれた部分



これらの場所は日当たりが良く、寒風が当たりにくい“保温される環境”です。
そのため、紅葉が遅れたり、青々としたまま越冬することもあります。
まとめ|クラピアの紅葉は“場所”で決まる
クラピアの紅葉は、寒さだけでなく 「環境の差」 に大きく左右されます。
紅葉しやすい場所
- 風通しが良い
- 砂利や地温が下がりやすい地面
- 日当たりが弱い北側
紅葉しにくい場所
- 風を遮るブロックや花壇の中
- 水はけのよい土壌
- 北風の影響を受けにくい場所
紅葉の進み方に差があるのは自然なこと。
庭の場所ごとに異なる“クラピアの表情”を楽しむのも醍醐味です。
クラピアを植えるなら「場所選び」も大事
紅葉の差を実感して思うのは、植える場所の環境がクラピアの元気さを大きく左右するということ。
特に、北側や砂利の上などは生育が遅れやすいため、最初に植える場所をしっかり選ぶのがポイントです。
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