
青々とした芝生の庭は誰もが憧れますが、実際に育ててみると「芝刈り」「水やり」「肥料やり」など手間が多く、管理に苦労する方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、芝生の代用として使えるおすすめのグランドカバー植物・素材3選をご紹介します。管理がラクなうえに、芝生とは違った魅力を楽しめますよ。
芝生の代用におすすめのグランドカバー3選
- クラピア
- ダイカンドラ(ディコンドラ)
- 人工芝
1. クラピア

クラピアは「芝生の10倍のスピードで広がる」と言われる人気のグランドカバー。もともと海岸沿いに自生していた植物を改良したため、踏みつけに強く・雑草を抑制し・手間が少ないのが魅力です。
特徴
- 雑草を抑える力が強い
- 踏まれても丈夫
- タネができず増えすぎない
- 土の流出を防ぐ効果あり
- 耐塩性があり海沿いの庭でも育つ
芝生との比較表
項目 | クラピア | 芝生 |
---|---|---|
管理の手間 | 少ない | 多い |
成長速度 | 早い | 遅い |
花 | 咲く(白やピンク) | 咲かない |
初期費用 | 高い | 安い |
踏圧耐性 | 強い | 普通 |
質感 | 柔らかい | ややチクチク |
クラピアには現在 K3・K5・K7 の3品種があります。それぞれ草丈や花の数が違うので、庭の用途にあわせて選びましょう。
関連記事 : クラピアの種類はどれが最適?全品種の特徴と選び方を徹底解説
2. ダイカンドラ(ディコンドラ)

ダイカンドラは、クローバーに似た小さなハート形の葉が特徴のグランドカバーです。クラピアと同じくほふく茎で広がり、日陰でも育ちやすい品種があるため、芝生が苦手な環境でも利用できます。
特徴
- 手間が少なく育てやすい
- 安価で導入しやすい
- 日陰でも育つ品種あり
- 踏圧には弱い
特に人気なのが「エメラルド・フォールズ」という品種で、耐陰性が高く半日陰の庭でも元気に育ちます。
芝生との比較表
項目 | ダイカンドラ | 芝生 |
---|---|---|
管理の手間 | 少ない | 多い |
踏圧耐性 | 弱い | 強い |
花 | 咲く(小さい) | 咲かない |
初期費用 | 安い | 高い |
質感 | 柔らかい | チクチク |
耐陰性 | 強い | 弱い |
「芝生を植えたいけど庭が日陰がち」という方には、特におすすめです。
関連記事 : 【ダイカンドラ】グランドカバーに最適?2年間育ててわかったメリット・デメリット
3. 人工芝

「とにかく手間を減らしたい」という方に最もおすすめなのが人工芝です。水やりや肥料は不要で、常に青々とした美しい庭を保てます。最近の人工芝は質感が非常にリアルで、見た目も本物の芝に近いのが魅力。
特徴
- どんな場所にも施工可能
- 虫や病気の心配がない
- 一年中青々とした庭をキープ
- 定期的な手入れ不要
- 経年劣化や寿命がある(7〜10年が目安)
- 火気厳禁
芝生との比較表
項目 | 人工芝 | 芝生 |
---|---|---|
管理の手間 | ほぼ不要 | 多い |
初期費用 | 高い | 安い |
見た目 | 芝に近い | 自然そのもの |
踏圧耐性 | 強い | 普通 |
寿命 | あり(7〜10年) | 植物なので更新次第 |
初期コストは高めですが、管理の楽さと見た目の美しさを両立したい方には最適です。
関連記事 : 【人工芝】20mmと35mmどっちがオススメ?人工芝歴7年の実体験から解説
まとめ
今回ご紹介した「クラピア・ダイカンドラ・人工芝」の3つは、実際に私が庭で育てたり導入したりしているグランドカバーです。
- クラピア → 管理が楽で踏圧に強い、子供やペットのいる庭におすすめ
- ダイカンドラ → 日陰でも育ち、安価に導入できる
- 人工芝 → 手間ゼロで一年中きれい、でも初期費用は高め
それぞれメリット・デメリットがあるので、庭の条件やライフスタイルにあわせて選んでみてくださいね。
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