「クラピアK5を植えたはずなのに、なんだか様子がおかしい…」
そんな違和感から始まった、ちょっと不思議な出来事を紹介します。
私の庭で起きたのは――
「クラピアK5を植えたのに、なぜかイワダレソウらしき植物が混じって育ってきた」という現象。
見た目も花も微妙に違っていて、「これ、もしかして先祖返り?」と気になって仕方がありませんでした。
クラピアK5なのに、イワダレソウっぽい!?
まずはこちらの比較をご覧ください。

- 【左】:白く可憐な花を咲かせる“クラピアK5”
- 【右】:茶色い花穂が目立つ“イワダレソウ風”の株
明らかに違います。
同じ場所・同じ時期に植えたのに、花の形や葉の輪郭までも違うのです。
葉の比較をすると――

- 【K5】:丸みがあり、柔らかく優しい印象。
- 【イワダレソウ風】:トゲトゲと尖りがあり、やや硬い質感。
「え?どっちがクラピア?」と迷うレベルで、混ざって育っていました。
クラピアK5はどんな品種?
クラピアK5は、在来種イワダレソウをベースに改良された国産グランドカバー植物です。
イワダレソウとヒメイワダレソウの交雑種で、繁殖力がありながらも管理しやすいように品種改良されています。
つまり、もともとイワダレソウの血を引く植物なんです。
だから、もし何らかの理由で遺伝的な「先祖返り」が起きたとしても、全く不思議ではありません。
イワダレソウとの見分け方
見た目が似ている両者ですが、次のポイントを意識すると見分けがつきます。
| 比較項目 | クラピアK5 | イワダレソウ |
|---|---|---|
| 花の色 | 白〜薄ピンク | やや茶色っぽく見える |
| 花の形 | 小さく密集 | 松かさ状に咲き上がる |
| 葉の形 | 丸みがある | トゲトゲ・細長い |
ちなみに、イワダレソウの花は「松かさ状の花穂が下から上へ咲き上がる」のが特徴。

うちの“謎の株”もまさにこの形…。
これはもう――「イワダレソウ確定」と言っていいかもしれません。
これは“先祖返り”なのか?
植物の世界では、「先祖返り」という現象があります。
改良や交配によって生まれた品種が、突然元の形質に戻ってしまうこと。
つまり、クラピアK5の中に、元祖イワダレソウの性質が強く出た株があった可能性があります。
これは「欠陥」ではなく、自然が持つ多様性の一部。
私はこれを“クラピアK5の野生の記憶”だと思っています。
結論 | イワダレソウっぽくても困らない
見た目は多少違っても、
生育スピードや被覆力、雑草抑制効果などはクラピアとほぼ同じ。
むしろ、イワダレソウ寄りの株は強健で乾燥にも強い印象があります。
なので、私は「クラピアK5を植えたらイワダレソウのオマケが付いてきた」と思って楽しんでいます。
まとめ
- クラピアK5はイワダレソウとヒメイワダレソウの交雑種。
- 稀に“先祖返り”してイワダレソウっぽい株が出る可能性がある。
- 性質はほぼ同じなので、特に問題はなし。
- それも含めて「クラピアの奥深さ」として楽しむのが正解。
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\\本物のクラピア(笑)//


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