
ニンジン栽培は「発芽すれば7割成功」と言われるほど、発芽が最大の難関です。
私も自然農で初めて挑戦したときは、まさかの発芽率0%…。雑草だけが生えてきて、「本当に種をまいたっけ?」と不安になったほどです。
この記事では、
- 初心者でもできる種まきの方法
- 発芽しない原因と解決策
- 害虫対策や間引きのコツ
- 根が太らない・分かれる失敗例と改善方法
を、私のリアルな栽培記録とともにお届けします。
「今年こそ甘いニンジンを収穫したい!」という方はぜひ参考にしてください。
種まき時期と準備|まずはタイミングが命
ニンジンの発芽適温は15〜20℃。
種まき適期は地域によりますが、目安は次の通りです。
- 春まき:3月中旬〜5月上旬
- 夏まき:6月下旬〜7月中旬
【私の失敗談】:千葉県で3月6日にまいたところ、発芽まで25日もかかりました。
【 学び】:3月下旬〜4月上旬にまいたほうが発芽が早く、失敗しにくい。
ニンジン栽培最大の難関「発芽」攻略法
ポイントは浅まき+保湿
- 浅くまく(好光性種子なので光が必要)
- 乾燥させない(常に湿り気を保つ)
私はスジまきで以下の手順でまきました。
- 畝の表土を薄く削り、スジをつくる
- 5mm間隔でパラパラとまく
- 薄く覆土し、クワの背で軽く鎮圧
- 草マルチ or もみ殻で覆う
実験の結果わかったベストな方法
実験として−−−
- 草マルチ(水やりあり)
- 草マルチ(水やりなし)
- もみ殻マルチ(水やりあり)
- もみ殻マルチ(水やりなし)
上記4パターンで発芽率を比べてみたところ、どれもそこまでの大差はありませんでした。

強いてあげるなら、もみ殻マルチ(水やりなし)が1番発芽率が良かったように思えます。

人参の発芽率は、種をまく時期が一番大事なんだと感じました。
発芽後のトラブル|苗が消えるのは「ネキリムシ」
やっと芽が出たと思ったら、ある朝いくつも倒れていたことがあります。

土を掘るとネキリムシがゴロゴロ…。数匹いただけで、数十本あった苗が9本まで減ってしまいました。

対策
- 被害株周辺を掘り、ネキリムシを捕殺
- 苗をトイレットペーパーの芯やペットボトルで囲う(物理バリア)

間引きのコツ|太くて立派なニンジンに育てるために
間引きを怠ると、細いニンジンばかりになってしまいます。
- 本葉2〜3枚のときに2〜3cm間隔
- 成長に合わせて最終的に7〜10cm間隔に
- 間引いた葉はサラダやかき揚げにすると絶品
参考記事 : 【葉付きニンジン】がスーパーに売っていない理由と手に入れる方法
5. 根が太らない・形が悪い原因と改善策
自然農では肥料を入れなくてもOKですが、土が固いと根が分かれます。
- 石や未熟な堆肥を取り除く
- 表土をよくほぐしてから播種
- 必要なら深さ30cmほどまで耕しておく
まとめ|失敗も次の成功へのステップ
ニンジン栽培で大切なのは次の3つ。
- 適期に種まきする(3月下旬〜4月がおすすめ)
- 浅まき+保湿で発芽率アップ
- 発芽後はネキリムシ対策と間引きを忘れない
私自身、発芽ゼロや苗全滅など数々の失敗を経験しましたが、そのたびに学びがありました。
「難しいけど挑戦したくなる」―それがニンジン栽培の面白さです。
今年こそ甘くて立派なニンジンを収穫しましょう!
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