トマトを美味しく栽培する上で、脇芽を取るのは一般的ですよね。ただその脇芽をそのまま捨ててしまっていませんか?
今回はそんな脇芽を捨てずに挿し木にする方法とトマトの脇芽を挿し木にするメリットを紹介します。
脇芽をとる理由
脇芽をとる理由は下記です。
- トマトが美味しくなる
- 病気を防ぐ
それでは詳しく深掘りしていきます。
1.脇芽を放置しておくと、脇芽からも実をたくさん作ってしまい、栄養が分散されてしまい、一個一個の甘味が落ちてしまいます。出来るだけ実の数を減らし光合成や根から吸収した養分や水分をたくさんいれることにより甘くて美味しいトマトが育ちます。
2.風通しが悪くなったり光が当たらなくなると、植物にとって有害な菌が繁殖がしてしまいます。なので病気の発生を防ぐには脇芽をとり風通しと日当たりをよくすることです。
メリットしかないので、基本的に脇芽を見つけたらドンドン取っちゃってください。
挿し木の方法
挿し木の方法は主に2つあります。
1.水に浸けて発根させてから植える方法
まず、挿し木をするための挿し穂を準備します。水の入った容器に挿し穂を入れておきましょう。このとき、切り口から3分の1ほどが水に浸かるようにしておく必要があります。明るい日陰に置いて容器の水が濁ってきたら新しいものに交換します。1週間ほどたつと水に挿している部分から根が出てきます。ある程度出てきたら、土に植え替えてあげましょう。その後1週間ほどは土を乾かさないように水やりをします。
2.そのまま土に植える方法
環境さえ合えば十分に発根して育つでしょう。ただし、十分に発根するまでに土が乾燥してしまうと挿し穂がしおれてしまうので新しい葉が出てくるまでは、土が乾燥しないように注意しましょう
そのまま土に植えてみた
私はそのまま土に植える方法を選びました。
理由は、まだなにもしてない脇芽から勝手に根っこが伸びていたからです。

まるで『早く挿し木しろ』と脇芽が訴えているかのようでした。

土や水に挿さなくても発根するんかい…
脇芽に命令されてるようで、気が進みませんが言われるがままに土に挿してみました。

長さが30cm位あり、たくさんの葉っぱと実までついている状態の脇芽をそのまま土に挿しました。
丁度梅雨時だったので雨に任せて水やりは行いませんでした。
次の日、さすがに挿し木のサイズが大きすぎたせいか元気がなくなくなり、しおれてしまいました。

さすがに無理だったかと思っていたさらに翌日…

なんとか耐えて復活していました。あれだけ主張してきただけのことはあるな…トマトの生命力に驚きです。
挿し木が適している時期は猛暑になる前の涼しい時期(6月)が最適で、挿し木の大きさは10~15cmくらいが丁度いいとされていますが、私が行ったのは7月4日で大きさは30cmくらいでしたがなんとかなりました。
条件も悪いし、雑にやったのにも関わらずうまくいくもんですね。
まとめ
脇芽から挿し木を作ると、始めに紹介した【トマトが美味しくなる】と【病気を防ぐ】以外にも、時期をずらして栽培出来るので【長くトマトの収穫が出来る】といった一石三鳥の効果があります。
簡単に出来るのでぜひお試しを!
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