
夏にぴったりの栄養満点野菜「ゴーヤ」。
家庭菜園で育ててみたいけど、「種まきはどうする?」「摘心は必須?」「実がならない原因は?」と悩んでいませんか?
この記事では、自然農の考え方を取り入れた私の実体験をもとに、種まきから摘心、収穫までの流れと、失敗しやすいポイントや対策を詳しく解説します。
ゴーヤの種まき(自家採種も可能!)
自家採種のメリット
去年育てたゴーヤから採取した種を使うと、その土地に馴染みやすく、育ちやすくなる傾向があります。
毎年自家採種を繰り返せば、自分の畑専用の種が作れる夢のようなメリットがあります。
種まきの適期
- 4月中旬〜5月初旬
- ゴーヤは乾燥を嫌うため、枯れ草マルチをして水分は自然の雨に任せる
発芽の実体験

私の場合、7粒蒔いて1粒しか発芽せず、追加で点蒔きしたものも合計13粒中3粒の発芽でした(発芽率23%)。

自家採種でも発芽率は安定しないことがあるため、複数粒を蒔いておくのがおすすめです。
成長の管理と摘心の重要性
摘心とは?
摘心とは、つるの先端を切って側枝の成長を促す作業です。これを行うと…
- 子づる・孫づるが増え、実がつきやすくなる
- 栄養が偏らず、株全体の光合成効率が上がる
- 密度のある葉と実が育ち、グリーンカーテンにも最適
摘心のタイミング
- 栽培初期、本葉が5〜6枚ほど出た時点で主枝の頂点を切る
- その後も成長に応じて、適宜わき芽を残しながら摘心
摘心を忘れると…
私の場合、摘心を忘れたゴーヤはつるが上に伸びるだけで横に広がらず、葉の密度が薄く、実がほとんどつかない状態になりました。

ゴーヤが実らない原因と対策
原因① 土の栄養不足
自然農1年目の畑は土の地力がまだ弱く、肥料も入れていなかったため栄養不足が明らかでした。
【対策】:コンポストや緑肥を使って土壌改良する
原因② 水やりや日照不足
ゴーヤは日光を好みます。水分が不足すると葉がしおれ、実の成長にも影響します。

【対策】:適度な水やりと日当たりの良い場所で育てる
原因③ 摘心忘れ
前述の通り、摘心を行わないとつるが横に広がらず、十分な実がつきません。
【対策】:適切なタイミングで摘心を行う
原因④ 連作障害
ゴーヤは連作障害が出やすい野菜ですが、自然農では雑草や多様な植物があることで障害は起きにくいとされています。
【対策】:連作を避けるか、コンパニオンプランツ(マリーゴールドなど)を活用する
成長の様子(私の記録)
- 4月下旬:種まき
- 5月上旬:少数発芽
- 8月〜9月:摘心を忘れた株は横に広がらず、葉もスカスカ
- 10月:花は咲くが実はつかず、初年度は収穫なし
【教訓】:種まきだけでなく、摘心や日照・水管理、土壌改良が豊作の鍵
まとめ
- ゴーヤは種まき〜摘心〜管理まで、順序を守ることが大切
- 摘心は実の豊作に直結する重要作業
- 水や日照、土の栄養も無視できない
- 自家採種すると、年々育てやすくなる可能性がある
初年度は残念ながら収穫ゼロでしたが、経験を積めば必ず改善できます。来年は摘心・水管理・土壌改良を徹底して、豊作ゴーヤを目指します!
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