
人工芝は「見た目の美しさ」と「長持ち」に直結するのが下地作り(整地と転圧)です。
私自身、8年ほど人工芝を使ってきましたが、整地や転圧をきちんとやった場所と、適当に済ませた場所では差が歴然でした。
今回は 「整地・転圧をしないとどうなるか」 を、実際の写真や体験談を交えて紹介します。これからDIYで人工芝を敷こうとしている方の参考になれば幸いです。
整地や転圧をしないと人工芝はどうなる?
裏庭に“置いただけ”の人工芝
2年前、裏庭の物置横に余っていた人工芝を整地なしでただ置いただけにしました。
最初はそこそこきれいに見えたのですが、時間が経つと…
- 表面が凸凹に
- へこんだ部分に土が溜まり雑草が発生

とても使える状態ではなくなりました。
表の庭に敷いた人工芝(7年経過)
一方、表の庭にDIYで敷いた人工芝は、足で踏み固めたり板で叩いたりして転圧を行いました。
業者のように専用機械は使っていませんが、それでも裏庭に比べればはるかにきれいです。

ただし、よく歩く部分はやはり年数が経つと凹んできます。
下地材に排水性の悪い土を使ったのも影響していると感じています。
転圧不足で起こるトラブル
DIY施工でありがちなのが 転圧不足。
- 歩く部分や物を置いた部分がへこむ
- 地面が柔らかくて凸凹になる
私の場合も「足で踏むだけ」の転圧だったので、2〜3年経つと1cmほどへこんできました。

施工当初は気にならなくても、年月が経つと目立ってきます。
対策:
- 専用の転圧機をレンタルする
- 少なくとも板やローラーでしっかり均す
水はけの悪い下地も要注意
もうひとつの大敵が 水はけの悪さ。
粘土質の土のまま施工すると、雨のたびに泥になって水たまりができます。そこを歩くと地盤が崩れてさらに凸凹に…。

対策:
- 川砂などを入れて土壌改良
これをしておけば、雑草対策にもなります。
まとめ
- 整地・転圧を怠ると人工芝は凸凹になり、雑草が生える原因になる
- 転圧不足だと、2〜3年で歩く部分が凹んでしまう
- 下地が粘土質だと水はけが悪く、泥で凸凹に
- 長くきれいに保つなら、転圧と土壌改良が必須
DIYする場合も、業者に頼む場合も、人工芝は「下地が命」です。施工前にしっかり整地して、美しい庭を長く楽しんでくださいね。
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