
クラピアは日当たりの良い場所を好む植物ですが、「北側(家の裏)」のように日が当たらない場所では、冬になるとどうなるのでしょうか?
今回は、私の庭で北側に植えたクラピアの越冬の様子を実例で紹介します。
これから植える方は、ぜひ参考にしてください。
北側の環境はクラピアにとって過酷
北側(家の裏)は次のような環境でした。
- 一日中ほとんど日が当たらない
- 土が粘土質で硬く、水はけが悪い
- 肥料を一度も与えていない
まさに“クラピア泣かせ”の条件です。
夏の様子(元気な時期)
植えたばかりの夏は、なんとか緑を保っていましたが、地面をびっしり覆うというよりは「ヒトデ状」にパラパラと広がる程度でした。

土の栄養不足で、密に育たなかったようです。
冬になると…無惨な姿に
そして冬。
北側のクラピアはほとんどの葉が枯れ落ち、ランナーだけが残る状態になりました。

見た目は「完全に枯れた?」と思うほど。
地面がむき出しになってしまい、グランドカバーの役割はゼロです。
「これではクラピアの意味がない…」と少し落胆しました。
ただし、今回の株は植えてからまだ1年目。
根の張りが弱かったのも影響しているかもしれません。
なので、来年以降に期待です。
南側に植えたクラピアは冬でもしっかりカバー
一方、同じ庭の南側に植えたクラピアはというと——

冬でも地面がほとんど見えず、枯葉の下に緑の部分も残っていました。
日当たりや土壌の違いで、ここまで見た目が変わります。
南側はしっかりグランドカバーとして機能しており、改めて「日照」と「土壌」の重要さを痛感しました。
北側でもクラピアを元気に育てるには?
北側でも工夫次第でクラピアを育てることは可能です。
以下のポイントを意識すると越冬しやすくなります。
- 土壌改良をする
→ 粘土質なら、腐葉土や川砂を混ぜて“通気性”と“排水性”を改善。 - 少しでも肥料を与える
→ 春・秋に緩効性肥料を与えるとランナーがしっかり育ちます。 - 秋のうちに「目土」で保温
→ 寒風や霜から守るため、砂や目土を薄くかけると冬枯れを軽減できます。
まとめ|北側のクラピアは枯れても春に復活する
北側に植えたクラピアは、冬の間に“見るも無惨”な姿になります。
しかし、根が生きていれば春にはしっかり芽吹きます。
クラピアは寒さにも強く、多少の環境の悪さでは枯れません。
「冬に枯れても、春になればまた復活する」——
それを知っておくだけで、安心して育てられます。
クラピアについて詳しくは⇒クラピアの種類はどれが最適?全品種の特徴と選び方を徹底解説


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