
「クラピアを駐車場に植えても大丈夫?」
そんな疑問を持つ方は少なくありません。
クラピアは“耐踏圧性”に優れたグランドカバーとして人気ですが、実際に車の重みに耐えられるのか気になるところです。
この記事では、実際にクラピアを駐車場に植えて7年育てている私の経験をもとに、
クラピアの「耐圧性」や「日照問題」「おすすめの使い方」について、リアルに解説していきます。
クラピアは駐車場に使えるの?
結論から言うと、駐車場の“一部”なら可能ですが、全面緑化はおすすめしません。
クラピアは人が歩く・自転車が通る程度の踏圧には非常に強く、庭やアプローチなどには最適です。
しかし、車のタイヤが長時間乗る場所では、以下のような問題が起こる可能性があります。
- タイヤ下のクラピアがつぶれて枯れる
- 日光が遮られ、徒長(ひょろ長く伸びる)する
- 水はけが悪いと根腐れを起こす
つまり、「通る場所」には強いが、「停めっぱなし」は厳しい、というのが実情です。
私の駐車場での実例
下の写真(※実際の様子)は、私の自宅駐車場付近に植えたクラピアです。

この場所は車の出入りが頻繁なため、かなりの踏圧がかかっています。
雑草も多くお見せするのが恥ずかしいのですが(笑)、
3年間ほぼ放置でもクラピアはしっかり生き残っています。
踏まれる部分では葉が小さく密に生え、まるで地面と同化したような質感になっています。
ただし、長時間車を停める部分(タイヤ下)はやはり弱い。
空気や光が遮られるため、数日で黄変・枯れ込みが出てきます。
駐車場にクラピアを植える際の注意点
① タイヤ下は避ける
タイヤが乗る部分にはクラピアではなく砂利やコンクリートブロックを敷くのがおすすめ。
クラピアは「すき間緑化」に向いているため、タイヤが通らない場所のみに植えると長く楽しめます。
② 水はけを良くする
駐車場は地面が締まりやすく、土が硬くなる傾向にあります。
定期的にエアレーション(穴あけ)を行うと、根が呼吸しやすくなり、生育が安定します。
私も7年目に入り、成長が鈍ったときにエアレーションを試したところ、
すぐに新しいランナーが伸びてきました。
土が硬くなると根が酸欠になりやすいので要注意です。
③ 日照を確保する
クラピアは日当たりを好み、1日4〜6時間以上の光が必要です。
車の下など日陰が続く場所では徒長しやすく、地面を覆う力が弱まります。
そのため、車を動かす時間帯をずらす・遮光を減らすなどの工夫も有効です。
駐車場×クラピアのおすすめデザイン
完全にクラピアで覆うよりも、
以下のような「ハーフグリーン設計」が現実的でおすすめです。
部分 | 素材 | 特徴 |
---|---|---|
タイヤの通る部分 | コンクリートブロック or インターロッキング | 強度・安定性重視 |
中央・縁部分 | クラピア | 緑化&雑草抑制効果 |
植え込み周辺 | クラピア+砂利 | 見た目と排水性のバランス |
これなら「見た目の美しさ」「耐久性」「メンテナンスのしやすさ」を両立できます。
まとめ|クラピア駐車場は“部分使い”が正解
クラピアは耐踏圧性が高く、
「歩道」や「アプローチ」には非常に向いています。
ただし、長時間タイヤが乗る“駐車ゾーン”は不向き。
光・空気・水が遮断される環境では、どんな植物も健全に育ちません。
もし駐車場に緑を取り入れたいなら、
「タイヤ部分は固める」「周囲をクラピアで彩る」デザインがおすすめです。
おすすめのクラピア苗セット
初心者でも植えやすい人気No.1セット
【特典付き】植栽マニュアル+肥料・活力剤4種入り
詳しくは⇒クラピアの種類はどれが最適?全品種の特徴と選び方を徹底解説
クラピアを上手に使って、「緑のある駐車場」をデザインしてみてください。
コメント