そんな家庭菜園を始めてみたい方に向けて、どんな畑の貸し出しサービスがあるか紹介します。
まず始めに、畑を貸し出しているサービスと言えば、「2つ」のタイプがあるのをご存じでしょうか?
畑の貸し出しサービス
畑の貸し出しサービスは下記の「2つ」があります。
- 貸し農園
- 市民農園
それぞれ詳しくみていきましょう。
貸し農園(レンタル農園)
「貸し農園」とは、民間の企業が土地を借りて、畑を貸し出しているサービスの事です。
代表的な企業としては「シェア畑」や「体験農園マイファーム」などが有名です。
▽貸し農園をまとめた記事はコチラから
オススメの貸し農園3選|子供と一緒に野菜を育ててみたい!【Let’s 食育】
市民農園
続いて「市民農園」は、主に区市町村の行政が中心となり運営しているサービスのことです。
その他にも、「農家」や「農業協同組合」などが運営している場合もあります。
「貸し農園」と「市民農園」の違い
「貸し農園」と「市民農園」の違いは、“価格”や“サポート体制”など様々です。
まずは、それぞれの違いを表にまとめたのでご覧ください。
【貸し農園】 | 【市民農園】 | |
【サポート】 | あり | なし |
【農具レンタル】 | あり | なし |
【価格】 | 高い | 安い |
【契約】 | いつでも可能 | 決められた時期 |
畑を借りる事は同じなのですが、内容を見てみると全く特徴が違います。
それでは、『自分にはどちらのサービスが向いているのか?』その辺りをもう少し詳しくみていきましょう!
農具の貸し出しや、サポートの有無
「貸し農園」と「市民農園」の1番の違いは、“農具の貸し出し”や“サポート”があるかないかの違いです。
【貸し農園】
農具の貸し出しがあり、「指導員」や「アドバイザー」が常駐していて、栽培方法などを相談することができます。
【市民農園】
農具の貸し出しや指導員・アドバイザーのサポートがないことが一般的です。
“農具の貸し出し”があれば、自分で農具を揃える必要もありません。農具は「スコップ」や「クワ」など、意外と大きくてかさ張るものが多いので、いちいち持ち運んだりするのは“けっこう大変”です。
さらに、土などで汚れてしまうので、持ち運びの際に気を遣わないといけないし、しまっておく場所を用意しなくてもいいのはかなり助かりますよね!
それと、【貸し農園】なら「アドバイザー」が常駐しているので、「植える時期」や「育て方」、「肥料を与えるタイミング」などがわからない初心者でも、アドバイザーに相談しながら作業が出来るので、失敗の心配もなく安心して野菜を育てる事が出来ます。
「貸し農園」は野菜作り初心者にとっては、サービスが充実していてありがたいな…。
価格
続いて畑を借りる際の「料金」について説明します。
それぞれにかかる費用は下記の通りです。
【貸し農園】
月額の料金が高く入会金も必要です。
・1ヶ月で10,000円前後
・入会金約11,000円
【市民農園】
月額の料金が安く、入会金はかかりません。料金が比較的安いのに、広めの区画を借りることが出来ます。
・1年間で6,000~10,000円
料金を比べると【市民農園】の方が格段に安いことがわかります。
市民農園は貸し農園に比べて、なんと「10分の1」の値段で借りる事が出来てしまうのです。
農具をすでに持っていて、野菜作りにも慣れているなら、価格の安い「市民農園」の方が良さそうだな…。
契約
最後に契約についての説明をします。
【貸し農園】
原則1年間の契約で、更新すれば同じ場所を借り続ける事も可能です。
空いていれば、1年のうちいつからでも借りることが出来ます。
【市民農園】
募集期間は年に1回のところが多く、さらに募集時期が狭く、抽選にはずれた場合は借りられない場合もあります。
「貸し農園」は、基本的に畑が空けばいつからでもレンタルできるのが特徴で、利用期間の延長も可能です。
「市民農園」は年間契約でしか貸し出していない農園も多く、さらに契約時期が決まっているため、やりたい時に始められない場合があるので注意が必要です。
大まかに分けると上記のような違いがありますが、詳細は場所によって異なるので、最終的にはご自身で確認されるとよいでしょう。
「市民農園」と「貸し農園」結局どちらを選べばいいの?
2つの農園の違いがある程度理解してきたところで、自分にはどちらが向いているか見えてきましたか?
「市民農園」と「貸し農園」のどちらにすればいいかは次の通りです。
【貸し農園】→初心者向け
【市民農園】→中級者以上向け
初心者は「貸し農園」
家庭菜園が初心者の方には、間違いなく「貸し農園」をオススメします。
野菜を育てると言っても、「植える時期」「追肥のタイミング」「連作障害」など、収穫するまでにはたくさんの“知識”と“経験”が必要になります。
なので、“アドバイザー付き”の「貸し農園」ならば、初心者でも失敗せずに野菜を収穫する事が出来るので、初心者の方には「貸し農園」をオススメします。
中級者以上は「市民農園」
中級者以上の方は「市民農園」をオススメします。
ある程度の野菜作りの“知識”と“経験”があり、自宅の庭では少々物足りないと感じるようになってきた方は、自由に作付けが出来る上に値段の安い「市民農園」に向いています。
まとめ
最後にもう一度、比較表を見てみましょう。
【貸し農園】 | 【市民農園】 | |
サポート | あり | なし |
農具レンタル | あり | なし |
価格 | 高い | 安い |
契約 | いつでも可能 | 決められた時期 |
向いてる人 | 初心者 | 中級者以上 |
さて、自分にはどっちのサービスが向いているのか、ある程度は目星が付いたでしょうか?
ちなみに、貸し農園で国内シェアNo.1の【シェア畑】では、“無料”の説明会も実施されているので、まずは気軽に参加してみるのもアリですね。
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自分で育てた野菜を収穫して食べる経験は格別ですよ。
皆さんもぜひ自分に合った野菜作り生活を~!
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