クラピアの育て方【完全ガイド】/メンテナンスの方法を詳しく解説

きちんとキレイにお手入れされた美しい庭があるお家はとっても素敵ですが、「クラピアの管理方法がわからない…。」と思われる方も多いのではないでしょうか。

手間がかからないと言われる「クラピア」ですが、他の植物と同様に、メンテナンスを怠ると枯れてしまったり、雑草が生えてきたりします。

そこで、クラピアの「日頃のメンテナンスのやり方」について詳しく解説します。

そこまで難しい事をするわけではなく、基本さえ分かれば初心者でも十分楽しめる植物なので、ぜひ「クラピア栽培」にチャレンジしてみてくださいね。

クラピアの育て方

クラピアのメンテナンスをやる時期をまとめたカレンダーです。

クラピアは定期的なメンテナンスが必要です。その中でも「必ず行うメンテナンス」と「状況によってやった方がいいメンテナンス」があります。

必ず行うメンテナンス

まず、クラピアを育てる上で「重要」なメンテナンスは“2つ”あります。

・草むしり
・刈り込み

クラピアのメンテナンスは、「草むしり」と「刈り込み」が基本になります。

それでは、1つずつ詳しく解説します。

草むしり

草むしりはぶっちゃけ“1年中”ありますが、「春から秋」にかけてがメインです。

クラピアの成長を阻害し、景観を悪くする雑草は、放っておいてもなに何一ついいことはありません。

見かけたら、根をはって抜きにくくなる前にこまめに抜いてやることをオススメします。

なぜ雑草が生えるのか?

雑草が生える理由は、そこがその植物にとって育ちやすい環境だからです。

例えば雑草で有名な“スギナ”を例にしてみると、スギナは栄養がなく土が固く乾燥した場所を好みます。

逆に言えば、栄養があり土が柔らかく保水性のある場所ではスギナは育ちません。

このように、雑草はどこでも生えるわけではなく、その植物にとって好ましい環境だから育つのです。

なので、クラピアにとって1番育ちやすい環境を作ってあげる事により、自然と他の雑草たちにとっては育ちにくい環境になるということです。

クラピア優位の状態で、更に元気に育つようにメンテナンスしてあげることが、雑草に付け入る隙を与えず、雑草を減らすことに繋がるという事です。

刈り込み

刈り込みは、クラピアの成長期である「6月~9月」の間に複数回行います。

最低でも“1シーズンに1度”刈り込みを行えばいいと言われていますが、刈り込む回数が多い方が「メリット」がたくさんあります。

そんな刈り込む事によって得られる「メリット」は下記の“4点”です。

・雑草が生えにくくなる
・景観が良くなる
・ムレの防止に繋がる
・蜂の訪れを防げる

1つずつ解説します。

雑草が生えにくくなる

クラピアは刈り込むことで「分枝が進み」「葉も小さくなる」ので、より密な状態になります。

クラピアが“緻密”に育つことによって、雑草が育つスペースがなくなり、雑草のタネに日光が当たりにくくもなり、雑草は生えにくくなります。

なので、刈り込みを増やすことにより、草むしりの手間を減らす事にも繋がります。

景観が良くなる

クラピアが緻密に育つことによって、見た目もとても良くなります。

キレイな景観を重視するなら、“月に1度”のペースで刈り込みを行うと良いでしょう。

高さが揃った緻密なクラピアは“とてもキレイ”です。

刈り込み後のクラピアの様子

上記の写真が庭に植えてあるクラピアの刈り込み後に撮った写真です。芝生に負けない程のキレイさではないでしょうか?

景観を良くしたいなら刈り込みは“必須”といえるでしょう。

蒸れの防止に繋がる

「梅雨時期」や「真夏」などは、蒸れによって病気になりやすくなるので、刈り込んで草丈を低くする事で、多湿による蒸れの防止に繋がります。

クラピアを刈り込むことにより、健全な生育を維持する事ができるということです。

蜂の訪れを防げる

クラピアは花を咲かせる植物なので、「5月~8月」の開花時期は、チョウや“蝶”などが訪れます。

我が家もそうなんですが、小さなお子様がいらっしゃる家庭では、ミツバチの訪れを心配されるケースが多いと思われます。

このような場合にも、花やつぼみを一緒にカットしてくれる刈り込みを行うことは、とても有効な手段といえるでしょう。

▽私が長年使っている草刈り機

左の商品は刈り込みを行うのには必須のアイテムです。

右の商品は、クラピア用ではなく別の用途で購入したのですが、ナイロンコードを取り付けてブロックの際などを刈るときに重宝します。

一般的にはこんなゴツい草刈り機は必要ないと思うので、クラピアの草刈りで良く使われている以下の商品で良いかと思われます。


以上が、クラピアにとって重要なメンテナンスの紹介でした。

状況によりやった方がいいメンテナンス

その他に、「経年」や「状態」によって必要になるメンテナンスが“3つ”あります。

・肥料
・エアレーション
・水やり

こちらも一つずつ解説します。

肥料

クラピアの様子を見つつ肥料を与えるようにしましょう。病気で弱っている時や、逆に元気に育っているときは逆効果になることもあるので控えます。

肥料を与えるタイミングは年間を通して“2回”あります。

クラピアが芽吹く前の春(4月)と休眠期に入る前の秋(9月)です。

追肥

まずは、春(4月)に肥料をあげます。

休眠が明けて芽吹きの頃に追肥をしてあげることで、芽吹き後の生育が旺盛になります。

肥料は元肥と同様に「有機一発肥料」か「マグファンプK」をご使用下さい。

お礼肥え

クラピアが休眠に入る前に与える追肥の事を“お礼肥え”と言いますが、秋に”お礼肥え”をするとクラピアが再び活性化し、休眠に入る時期が遅くなります。

翌春の芽出しにもプラスになるので、夏が過ぎてクラピアの元気がないという場合にもお試しください。

エアレーション

エアレーションは「春」と「秋」に行います。

エアレーションとは、“地面に穴をあけて新鮮な空気を取り込ませる作業”の事です。

クラピアが地表に広がり、日々の踏圧によって表層の土が踏み固められていくと、土中の酸素が不足したり、水はけが悪くなったり、根や芽が生育できるスペースがなくなってしまったりと、健全な生長が出来ない環境になっていきます。

定期的にエアレーションを行うことで、「通気性」や「排水性」が改善されて病気やトラブルが起きにくい環境になり、根も健全に生育できるので、美しいクラピアが育つ状態になります。

やり方は簡単で、専用の器具で「20cm」間隔くらいで穴をあけ、空いた穴に“目土”を入れてあげればOKです。

水やり

クラピアは“乾燥に強い植物”なので基本的に水やりは「不要」になります。ただし、真夏にあまりにも日照りが続くようであれば水やりをしてください。

それと、植え付けて一年目は根が土に活着しておらず水切れしやすいので、土が乾いていたら水をやるようにします。

特に植え付けてから「2週間」はしっかりと水やりをしましょう。

まとめ

最後にもう一度クラピアのメンテナンスのおさらいです。

  1. 重要なメンテナンス
    • 草むしり
    • 刈り込み
  2. 状況によりやった方がいいメンテナンス
    • 追肥
    • エアレーション
    • 水やり

上記のメンテナンスをしっかり行う事により、クラピアは元気に育ってくれて、雑草を抑制する効果も高まります。

クラピアはメンテナンスフリーではなく、ある程度のメンテナンスは必要です。ただ、手間をかけてあげればあげるほど、それに答えてくれてキレイに育ってくれるいい植物だと思います。

ぜひクラピアを可愛がってあげてくださいね~。

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