クラピア栽培7年目で初めての「エアレーション」に挑戦

クラピアを植えて早いもので“7年目”に入りました。そんなクラピアに初めての「エアレーション」を施してあげようと思います。

今までやったこともない私からすると『そんなん必要ないやろ~』とずっと思っていましたが、よくよく考えてみると、やらなくても大丈夫だけど、やった方がクラピアにとっては当然プラスになるんですよね!

ごめんよ、クラピアちゃん…。

なので、クラピアにもエアレーションは“必然ではないけどやった方がいい”って感じですね。

クラピアのエアレーションは、「春~夏」にかけて年に“1回”を目安に行えばいいようです。

植物は、根で養分を吸収する以外に呼吸もします。しかし、踏圧などにより、次第に土壌が固まり、根にとって悪い状態となります。

そこで、エアレーション(穴あけ)をすることで、「通気性」「通水性」をよくし、さらに密生した根茎をほぐし発根を促してあげます。

すると、養分もきちんと吸収してくれるようになり、さらには呼吸も出来るようになるので、クラピアも元気に育つことができるということです。

「エアレーション」は肥料のようにすぐに効果が現れるものではなく、じわじわと時間がたつにつれて効き目が現れます。地味な作業ですので後回しになりがちですが、長期的な視点でクラピアの健康を考えるのであればとても重要な作業なのです。

基本的に“ぐうたら人間”の私は、なるべく手間をかけず、「ほったらかし栽培」を目指していました。

肥料なども与えず、お手入れといえば「刈り込み」と「草むしり」しか行っていませんでした。

しかし、ある時“コガネムシの幼虫の被害”に逢ってしまい、クラピアが壊滅的なダメージを受けてしまいました。

さらに、クラピアと芝生を一緒の場所に植えていたので、弱ったクラピアが芝生にどんどんのみ込まれてしまい、放っておいたらクラピアが無くなってしまうんではないかという事態に陥ってしまったのです…。

なので、昔のキレイだった頃のクラピアを取り戻すべく、今年はしっかりとお世話をしてあげようと思ったので、「エアレーション」をやる事にしました。

エアレーションのやり方は、使う道具によって3種類あります。

  • ローンパンチ
  • ローンスパイク
  • ガーデンスパイク

ローンパンチ」は先端がパイプ状の空洞になっていて、穴を開けた部分の土がパイプの中に残ることで、その部分の土を抜き取る事ができます。

エアレーションの効果が最も高いのが、この「ローンパンチ」です。

ローンスパイク」は先端が尖った形状をしていて、穴を開ける事は出来ますが、土を取り出すことが出来ません。

ローンパンチに比べてエアレーションの効果は低いですが、穴をあけるだけなので、抜き取った土の処理などをしない分、作業性が良く手軽に行えます。

ガーデンスパイクは、靴に装着して使用するタイプの道具です。

靴の裏に十数本の鉄芯がついており、そのままクラピアの上を歩くだけでエアレーションをおこなうことができます。

ローンスパイクやローンパンチに比べて手軽に使用でき利便性に優れているのが特徴です。

ちなみに、今回私はこのガーデンスパイクを使いました。

ガーデンスパイク

他の方がローンスパイクでとても大変な思いをしているのを知っていたので、1番ラクそうな「ガーデンスパイク」を選びました。

ただし、根切りによる効果も期待できる「ローンパンチ」や「ローンスパイク」と違い、穴を空けることだけに特化しているガーデンスパイクは、エアレーションとは別に、根切り作業が必要になる場合があるので注意しておきましょう。

エアレーションの時期としては少し早いかもしれませんが、【3月19日】に実際にやってみました。

あわよくば、『コガネムシの幼虫もトゲに刺さって退治出来ればといいなぁ』と、ひそかに期待しています。

実際にやってみた感想としては、「ガーデンスパイク」でのエアレーションはとても楽チンでした。

エアレーションした後のクラピア
エアレーションした後のクラピア

体重の重さを利用してトゲが勝手に地面に刺さってくれるので、余計な力を必要としません。

なので、ただ“カニさん歩き”をするだけで良かったので、とても簡単でした。「10㎡」くらいの範囲でしたが、ものの“5分くらい”で終わってしまう程です。

本来なら空いた穴に「川砂」を入れて排水性を高めるのですが、水はけはそんなには悪くないと思われるので、畑で作っている「雑草堆肥」を使って目土の代わりにしておきました。

目土後のクラピアの様子
目土後のクラピアの様子
雑草堆肥

そこら辺に生えている「雑草」と「土」と「米ぬか」を混ぜて発酵させたモノです。

▽詳しい作り方はこちらを参考に

素人の雑草堆肥作り!【雑草は畑の救世主!?】

クラピアは一度植えてしまうと、畑のように耕すことができません。畑の耕起作業は土をほぐして空気を送り、「通気性」や「通水性」を上げるために行います。

しかし、クラピアを植えてしまうとそれができないので、植えた後は人が歩ったりして土が締まっていく一方です。踏み固められて「通気性」や「通水性」の悪くなった土壌は、悪い菌が繁殖しやすくなり、根の呼吸も阻害されてクラピアが弱ってしまう原因になります。

なので、始めの数年間はやらなくても問題ないけど、やはり長い目で見ると「エアレーション」はやった方がいいという結論に至りました。

これで元気を取り戻して、芝生に負けないように頑張って成長してほしいですね。

じゃまたね~!

▽クラピアについての詳しい記事はコチラからどうぞ

【2023-最新版】クラピアの新品種が登場/K3·K5·K7を比べてみた!

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