クラピアを辞めて芝生にしました/結局どっちがオススメ?

「8年間」のクラピア栽培を経て、芝生に切り替えることになりました。

なぜクラピアから芝生に切り替えたかというと、詳しくはコチラを参考にしていただければと思いますが、ひと言でいうと「クラピアが芝生に飲み込まれてしまったから」です。

そこで、不本意ながらも芝生ライフが始まったわけですが、8年間育てた芝生とクラピアの特徴をよく知る私が、この2つのグランドカバーについて比較をしてみたいと思います。

まず始めに「手間」に関してです。一般的に手間がかかると言われているのは芝生の方ですが、実際もやはりその通りです。

【クラピア】【芝生】
【刈り込み】月に1回週に1回
【水やり】2週間に1回毎日
【サッチ取り】なし年2回
比較表

芝生をキレイな状態に保つには、クラピアの倍以上もの手間がかかります。

刈り込みをする目的は、どちらも芽数を増やして緻密に育てる為です。

刈り込みをせずそのままにしていると、密度が低くなり、害虫の住処になったり、キレイなグランドカバーに育ちません。

刈り込みをせず放置した芝生は草丈が高くなり、その分「成長点」も高くなってしまいます。

その状態で刈り込みを行って成長点を切ってしまうと、芝生は再生が難しくなります。これを軸刈り(ジク刈り)と呼びます。

軸刈り(ジク刈り)をしないようにするには、芝生が長く伸びる前に芝刈りを行う事です。生長期には週に1度の芝刈りを行わなければなりません。

なので、1度我が家のように完全放置で伸び放題になってしまった芝生を刈り込むと、かなり枯れる危険性が高いということです。

伸び放題の芝生
伸び放題の我が家の芝生

芝生をキレイに保つには芝生が伸びる前に、小まめに芝刈りを行わなければなりません。

そもそも芝生をやる予定など1ミリもなかったので、週に1度の芝刈りなんて無理な話で、それが嫌だったからローメンテナンスのクラピアにした訳です。

クラピアにも芝生と似たような性質があります。

徒長してモサモサになったクラピアの下の部分では、光合成が上手くできないため枯れたように茶色くなってしまいます。

刈り込み前のクラピア
刈り込み前
刈り込み後

刈り込みを行った後が、茶色くなっているのが分かると思います。

ただ、芝生に比べてクラピアの方が成長が早いため、回復するのも早く、すぐ元通りのキレイな状態に戻すことが出来ます。

  • クラピアは少し手間をかければキレイになる
  • 芝生は手間をかけ続けないとキレイにならない

よく言われている芝生のデメリットは、手間がかかる事ですが、その1つに「サッチ取り」があります。

サッチ取り

芝生の刈り草や冬枯れした葉、古い根などが土壌の表面に堆積して層になったものを「サッチ」と言い、これを取り除かないと芝生が健康に育ちにくくなり、最悪の場合枯れてしまう場合があります。

当然のごとく私は「サッチ取り」もやったことはなく、積もりに積もったサッチのせいなのか、地面が高くなっているようにも感じます。

この「サッチ取り」を行わないと、芝生がキレイに育ちにくくなりますが、私の場合はそんなことは諦めているのでどうでもよく、「サッチ取り」をしないことで起きるもう1つデメリットは、靴や衣服にサッチが付いてしまうことです

子供が寝転がると服はサッチまみれになるし、靴の裏に付いたサッチのせいで車のシートはいつもサッチだらけです。

サッチだらけの車内
サッチだらけの車内

しかも一本一本がしっかりと突き刺さっている為、はたいても簡単に取れないのがまた厄介です。

私が芝生を植えてから感じたメリットは「安価」である事と「病害虫に強い」事です。

  • クラピアの「2,200円/㎡」に対し、芝生は「500円/㎡」とかなり財布に優しい
  • クラピアは8年間で「病気3回·害虫1回」の被害にあったが、芝生は一度もなかった

クラピアの良さは、芝生に比べて手間をかけなくてもキレイな状態を保ちやすい事と、葉っぱが柔らかくて感触がとてもいい事です。


デメリットは高価で、病害虫の被害にあった事です。

芝生の良さは、安価である事と、病害虫に強い事、さらには専用の除草剤があることです。

デメリットはキレイに保つには手間がかかる事と、サッチが付くことです。

結局どっちがオススメなのかというと、私は芝生に比べてめんどくさい日々のメンテナンスが圧倒的に少ないクラピアを推します。

ぐうたら人間の私には、定期的な芝刈りや水やり、それ以外のメンテナンスを続けることなど出来ないので、クラピアが良かったのですが、これからはしょーがなく伸びっぱなしの芝生と共に生きていきます…。

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