「クラピアが部分的に枯れてきた…」「緑のじゅうたんが茶色に…」
そんな経験、ありませんか?
私もクラピア栽培7年目になりますが、今年もまた一部が枯れてしまいました。

この記事では、これまでの経験からわかったクラピアが枯れる3つの原因と、実際に行った対処法をまとめて紹介します。
クラピアが枯れる主な原因はこの3つ
我が家で起きたクラピアの「枯れトラブル」は、これまで大きく分けて3パターンあります。
- 白絹病(しらきぬびょう)
- コガネムシの幼虫による根食害
- 暑さ・水不足(乾燥ストレス)
では、今回のケースではどれが原因だったのか?順番に検証してみました。
原因①/白絹病ではなかった
まず疑ったのが「白絹病」。
クラピア栽培で最も発生しやすい病気のひとつで、カビ(糸状菌)による伝染病です。
発症すると、地表に白い糸のような菌糸が広がり、円形(ドーナツ状)に枯れが進行します。
しかし、今回の枯れた部分をよく観察しても——

ということで、今回は「白絹病ではない」と判断しました。
過去の白絹病発生時の様子はこちら
【検証】白絹病にかかったクラピアを放置してみたらどうなる!?
原因②/コガネムシの幼虫もいない
次に疑ったのが「コガネムシの幼虫被害」。
2年前から悩まされていて、ひどい時には1ヶ所に5匹以上の幼虫が出てきたことも…。
彼らは根を食べてしまうため、急にクラピアが枯れる原因になります。
今回も念のため、枯れた部分を掘り返して確認。
結果は——

去年は同じ掘り方で何匹も出てきたのに、今年は全く見つかりませんでした。
コガネムシ対策の詳細はこちら
コガネムシ幼虫の駆除【クラピア栽培記録】
よって、今回の原因も「コガネムシではない」と判断。
原因③/暑さと水不足が濃厚
残るのは「暑さ+水不足」。
梅雨のはずなのに、8日間連続で雨が降らない状況。
しかも真夏並みの猛暑で、外に出るのもためらうほど。
もちろん我が家は“放任スタイル”なので水やりは一切していません。
北側に植えたクラピアは生き生きしているのに、日当たりの強い南側だけが枯れた…。
これは乾燥ストレスによる枯れの可能性が高そうです。
刈り込みが追い打ちをかけた可能性も
もうひとつ見落とせないのが「刈り込み」。
クラピアの刈り込みは−−−
- 蒸れ防止
- 景観維持
- 密な生育促進
といったメリットがありますが、刈り込み直後は植物に少なからずダメージを与えます。
今回は「水分が足りない状態で刈り込みをした」ため、
新芽を伸ばす体力がなくなり、回復できずに枯れてしまった可能性があります。
対処法 | とにかく水やり!
最終的に行ったのは、たっぷりの水やり(30分ホース放水)。

その後も雨が降らない日は定期的に水を与えるようにしました。
結果、1〜2週間で少しずつ緑が戻り始めています。
やはりクラピアは乾燥に強いとはいえ、水分ゼロでは厳しいようです。
まとめ | 原因を見極めればクラピアは復活できる
今回のように、クラピアが枯れるときの主な原因は次の3つです。
| 原因 | 見分け方 | 対処法 |
|---|---|---|
| 白絹病 | 白い菌糸・円形の枯れ | モンカットフロアブルで消毒 |
| コガネムシの幼虫 | 掘ると白い幼虫が出る | オルトランDXを散布 |
| 暑さ・水不足 | 日当たり・雨不足 | たっぷりの水やり |
クラピアは生命力が強い植物です。
一見枯れたように見えても、根が生きていれば再生します。
焦らず、まずは原因を見極めてあげるのが大切です。
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